派遣社員への差別は根深すぎる!ブラック派遣先10事例と対処法を紹介!

派遣社員が辞める理由の一つに、派遣先の社員から受けた差別に耐えられず退職することがあります。

そのような派遣先は、何人もの派遣社員を退職に追い込む「派遣ブラック」企業です。自分たちの社員同士は仲が良いのに、なぜか派遣社員に対しては、他人扱いします。

それが社風となっていて、職場の人間関係作りに影響して、更には仕事にも支障がきたしかねません。

派遣社員を差別しようとはしていなくとも、至る所に見えて、感じます。

派遣先で感じたこれって、差別じゃない?という事例を紹介しながら、対処法をご紹介していきます。

 

1.派遣社員が差別された事例10選

これまで転職相談を受けてきた中で、派遣社員として働いている人の約半数以上は人が差別を受けたと実感しています。

それは、派遣だから業務範囲を分けるために、、なんていう前向きは事では一切なく、社風として派遣社員を差別する思考がまん延している会社があります。

そのような会社は、派遣先の管理職だけではなく、新入社員も悪しき社風に染まっており、人間としてやばい人になっています。

派遣ブラックの会社の特徴と事例を紹介します。

事例1.社内の備品が使えない

仕事で使用するボールペンやノート、はさみ、ホチキスなど自分で準備するようにと言われる会社が多いです。

シャチハタや修正印など名前があるものは特別準備しなければいけない物は尚更、自前で用意しなければいけない、ということが多いです。

気付いたらデスクの上にある備品は自分のものばかり、、なんて状態になっています。

 

事例2.派遣呼ばわりされる

派遣社員のことを下に見ている「勘違い社員」は名前で呼ばずに派遣呼ばわりする人がたまにいます。

「最近の派遣は仕事しないやつ多いよな」などと、話している社員がいます。この人たちは派遣の人のことを道具ぐらいしか思っていませんので、相手への尊敬、尊重の意識が皆無です。

このような人と話をしていると、話の節々にこちらを軽視したような発言が出てくるのでストレスが溜まる原因です。

 

事例3.派遣社員だけイベント・行事に参加できない

創立記念のパーティー、定年退職祝いの場、昇格祝いの飲みの席など会社行事に参加できないことが多いです。

勤務時間外のイベント・行事であれば、割り切れるかもしれませんが業務時間内の場合、参加できないと勤務部署に自分ひとりしかいない、などと疎外感を感じてしまいます。

大体その時は、社員同士でメールを送り合ったりして、こちらが会話についていけないなんでことも多く、寂しい思いをすることがあるのではないでしょうか。

 

事例4.派遣社員だけ机やPCのスペックが低すぎる

派遣社員だけ旧式だったり、スペックが低いPCを支給されるなんてことはないでしょうか。

仕事上、必要ないと言われればそれまでかもしれませんが、あきらかに重たいノートPCを支給されるとガッカリしますよね。

ひどい会社では「F1キー」が無いPCを支給されたなんて事例もありました。

「派遣社員には仕事のパフォーマンスを期待してませんよ。」と言っているかのような待遇差を感じてしまいます。

 

事例5.派遣社員だけ食堂は全額負担、もしくは利用できない

食堂が使えない、割引が無いという事例はかなり多いです。派遣先の福利厚生が使えず、損しているような気分になります。

割引がないのは百歩譲って分かりますが、食堂への立ち入りも禁止しているような会社もあります。派遣社員はデスクの上で食べるか、休憩室で派遣社員だけ固まって昼食をとるなんてこともあったりします。

 

事例6.会社が違うだけで、入社1~2年目の社員からタメ口で話しかけられる

派遣先の会社は客だぞ!と言わんばかりに横柄に対応する社員がいます。中には自分より一回り以上若い社員でもため口を使ってくる社員がいる会社もいます。

一人二人ならば我慢できても、あちらこちらにいるようだと居心地が悪すぎます。

 

事例7.派遣だから歓迎会がない

派遣社員だから歓迎会が無い、という経験をした人は多いです。若い新入社員はやるのに、派遣社員はやらない、、なんてことはありませんか?

人によって歓迎会をやる人とやらない人がいると、派遣の自分を受け入れてくれていないのでは、と不安になる気持ちが派遣先の人は想像しないのでしょうか。

歓迎会や飲み会は結構覚えているもので、どこの派遣先はやってくれて、どこの派遣先はやっていないなどと、いつまでの会社の印象として残ります。

 

事例8.派遣だと分かるようにネックストラップの色が違う、それがダサい

セキュリティ上ネックストラップや名札などを変える会社があります。それが派遣社員のときは超ダサいデザインや色の場合があると、恥ずかしいですよね。

使っていると慣れてくるところがあるのかもしれませんけれども、派遣社員に対して、色なんかはどうでもいいのかよ!と思いたくなります。

 

事例9.契約に無いような雑用の仕事をやらされる

派遣社員は駒使い、雑用としか見ていないような会社があります。飲み会の店の予約など社員の雑用をやらされて、これって契約に無いよな?と思うようなことはありませんか?

これは派遣先によって、大きく分かれるところです。

派遣社員の仕事が無くなったときに、違う仕事を持ってきてくれたり、これは社員の仕事なので、トイレ掃除なんかやらなくてもいいですよ。と言ってくれるような派遣先もあります。

派遣社員への仕事の依頼の仕方一つで、その会社が派遣社員に対して日々どう思っているのかが分かります。

派遣社員は頼まれた仕事はやって当然と思っているような会社は派遣ブラック企業です。

 

事例10.仕事の情報共有がされず、必要がことを教えてもらえなかった

社員同士だけで行った会議・打ち合わせ、社員だけのチャットワーク、社員だけのメーラー、社員専用の社内共有フォルダでやり取りしていると、派遣社員からは何をやっているかは分かりません。

セキュリティ上、権限を分けていることは理解できますが、仕事上知っておかなければいけないことを教えてくれないことが結構多いです。

大事なことを教えてくれずに作業してしまって、無駄な作業をしているなどと、支障が出てしまうと、仕事のやりがいが無くなる原因にもなりかねません。

 

2.派遣社員の差別が起こる理由

派遣社員が差別されていると感じる理由の一つに、日本の村社会の文化にあると考えています。

欧米は狩猟型文化として発展していきましたが、日本は農耕型文化が根付いています。

村社会の特徴(wikipediaより引用)

  • 長による支配
  • 掟に関与しない世間一般のルールは守らず、他社にも強要
  • 少数派や多様性を認めていない
  • 排他主義に基づく仲間意識が存在する
  • 自分逹が理解できない『他所者』の存在を許さない。
  • 同郷者に対しては「自分達と同じで当たり前」という意識を抱いており、自我の存在を認めない
  • 構成員は陰口を好む  など

村社会は、仲間意識が強く、協調性があります。農業や製造業であれば、組織としてのパフォーマンスを発揮します。

助け合いの精神があり、戦争後や震災の復興の時には非常に団結力がある注目されました。日本人とは元来そのような国民性があるとされています。

 

しかし、営利目的の会社組織においては、メリットがあればデメリットもあります。

同じ会社・組織であれば同じミッション、ビジョンに向けて、同じベクトルで事業活動をしていくことができますが、外部の人と協業する、お互いを理解することが根底的にできない一面があります。

それが、派遣社員という外部の人に対する排他的な対応になってしまい、差別につながっていくことになります。

本人たちに自覚が無い場合もありますので、ある種の社風に近いものがあります。大手企業や家族で経営している中小企業、老舗企業などによく見られます。

 

3.下手するとブラック企業よりタチが悪い

こうした村社会に通ずる派遣ブラック企業は、下手すると過重労働に代表されるブラック企業よりタチが悪い場合があります。

ブラック企業であれば、労働基準監督署の是正指導が入り、ニュースになったり、平均残業時間が多い、離職率が高いなどと求人票や外部の調査会社の結果から見分けることができます。

しかし、派遣ブラック企業は、仲間意識が強く離職率が低いこともあって見分けることが難しいです。

実情が分からないまま派遣先で就業して初めて、派遣呼ばわりされたり、雑用を強要されたりと差別のような扱いを受けます。

派遣会社としては、派遣先はお客様にあたるので、大きな問題にしないようにと派遣社員のわけわれになだめに入り、派遣社員が泣き寝入りのような形になりかねません。

そうなると、状況が変わらない失望と毎日ストレスが積み重なっていきます。

ストレスが蓄積されていくとあなたの精神がまいってしまって、うつ病にでもなったら、取り返しのつかないことになります。

そうなっても派遣先と派遣元との責任範囲を曖昧にして、だれもフォローしてくれない、ということになってしまいます。

 

そうなってからでは、遅いので差別を感じるときは対策をとっておきましょう。

 

4.対処法①|派遣元に相談する

まずは、派遣元の担当者に相談してみることをおすすめします。

担当者は、普段現場にはいないので、現在の状況を正確に伝えましょう。

しかし注意点は、担当者に伝えたからといって必ず改善されるとは限りません。例えば、単純に備品を支給してくれないなどと伝えても、事務的な話で終わってしまって、社員からの対応が変わることありません。

「○○のことで、仕事に影響が出ているので改善してもらえないか聞いてください」というように仕事に影響が出ていることを伝えると、効果的です。

派遣元担当者に「派遣先を変更してください」とシンプルに伝えてしまうと、

「もう少し頑張ってみてよ」と言われたり、トラブルの原因になりますので、控えましょう。

 

5.対処法②|派遣会社を変える

派遣先の差別がひどいときは、派遣会社を変えてみるというというのも一つです。

派遣ブラックな会社ばかり紹介してくるような派遣会社だと、このような状況を繰り返しになってしまいます。

  • 案件が少なくて、希望条件にマッチしない
  • 取引先(派遣先)に強く改善要求する営業力がない
  • 他の派遣会社では取り扱わないようなブラック企業案件ばかり
  • 現場のことをよく知らずに紹介してくる

などと、紹介される案件が悪い派遣会社は変えてしまった方が良いです。

派遣元の担当者に相談したときの反応や、派遣先への改善要求したときの経過を見てから判断しても良いと思います。

派遣元が全然機能していないのでは、変えたほうが良いです。派遣会社の担当者によって、フォローの質が全然違います。

良い担当者であれば、こちらから言う前に聞いてきますし、こっちの味方になってお客さんにも強く話してくれます。

派遣会社を探すのであれば、大手の

→ 福利厚生・サポート体制が派遣社員から高評価!テンプスタッフ

であれば問題ないでしょう。派遣社員のスタッフ満足度が高いことが特徴で、スタッフからの評判が悪いブラック企業案件は排除してくれます。

取引先には大手から中小の優良企業が揃っているので、興味のある求人をじっくり選べます。

登録画面が簡単な設定になっていて、いい派遣案件を探したいという人にはおすすめです。

 

6.対処法③|派遣以外の選択肢も考える

派遣で働く以上、良い派遣先に当ることがあれば、悪い派遣先にあたることもあります。

どこで働いていても正社員と派遣社員の差別と溝は埋まりません。

派遣の働き方に自体に、ストレスを感じ始めているのであれば派遣以外の働き方を考えておくべきです。

派遣で働く以上、景気が悪くなれば真っ先に切られるのは派遣社員です。これは派遣社員への個人的な差別とは関係ありません。

派遣として長く働きすぎて、歳をとってからでは正社員への転職が難しくなります。

派遣のまま働き続けると、正社員との差別に悩む日々が続くだけでなく、将来的に不安定になってしまいます。

仕事が無くなってから動いても、遅いので今のうちに正社員への転職を考えておくべきです。

 

とはいえ、現在働いていて忙しい人は、すぐには転職活動を開始するのは難しいと思います。

転職活動には、

①膨大な量の求人の中から自分にマッチした求人を探す

②履歴書、職務経歴書を作る

③面接日時を調整、面接対策する

などとやるべきことがたくさんあります。転職活動をしていると、応募書類を毎回作らなければいけなかったり、書類選考に通らなかったりすると、挫折してしまう人も多いです。

 

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7.まとめ

派遣で10年近く長く働いていると、こんなもんだと割り切っている人もいます。あくまで自分の家から通いやすくて、稼げるところで働ければいいとドライに考えています。

職場の人間関係をきっぱりと分けて、無感情・無関心に過ごしています。

 

ただ、自分にはその領域にいくのは、ムリだ...

と感じているのであれば、さっさと職場を変えてしまった方が良いです。

仕事が上手くいっていないと、家庭やプライベートにまで影響してしまいます。仕事が好きでも職場の人間関係が悪いと長くは続かないです。

そのときは、今の時点でどのような仕事があるのかをチェックしておくだけでも、良いとも思います。

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将来のことも考えて、今の職場以外にも選択肢があるんだと思うと気持ちも楽になりますので、