派遣会社の電話登録/電話面談について知っておくべき全知識/成功させるコツも解説!

派遣会社を利用する時には、必ず登録が必要になります。電話登録は手軽に登録できるので、多くの人が利用している方法です。

派遣会社の登録は、2種類あって「来社登録」と「電話登録」があります。どちらの登録方法を選択しても受けられるサービスに差はありません。

しかし、登録面談での「経歴と希望条件の聞き取り度合い」「面談担当者が持つ登録者の印象」によって紹介してくれる求人の質が変わってきます。

これまで派遣業界での登録面談を担当してきた経験をもとに、電話面談を成功させるためにポイントについて紹介します。

電話での登録面談をメリット・デメリットを理解しておいて、面談で使えるポイントを押さえておけば、派遣会社のサービスを最大限に活用する事ができるでしょう。

 

派遣会社の登録方法は2種類

派遣会社の登録方法は「来社登録」と「電話登録」の2種類があります。

どちらもWeb登録後にそれぞれの手順に沿って登録していきます。Web登録とは、以下の項目をPC、スマホで入力していきます。

Web登録での入力項目

・基本情報(氏名・年齢・住所など)
・仕事に関する希望条件
・学歴・保有資格
・現在までの職務経歴

来社登録

来社登録はWeb登録後、近隣のオフィスもしくは定期的に開催される登録面談会でコーディネーターと面談を行い、仕事の紹介を受けます。

転職活動の希望条件など、諸条件を確認していきます。以下のような項目を聞かれますので、事前に準備しておくとスムーズです。

ヒアリング項目

・現在の転職活動状況について
・過去の経歴、現在の仕事内容、保有資格
・希望条件(時給、職種、業界、エリアなど)その他条件
・派遣の説明、今後の流れ
・スキルチェック(事務職など)
・その他(他の派遣会社を使っているか、いつから勤務可能かなど)

面談時間は1時間~1時間半程度で終了します。

 

電話登録

電話登録は、Web登録後、来社登録と同じ内容を電話でヒアリングを受けます。音声電話、テレビ電話、LINE、skypeで行います。

電話面談の内容は、来社登録のように会って話す内容とほぼ変わりません。しかし、その場で求人を紹介してもらうことはできませんので、電話面談後にメールで紹介してもらう流れになります。

電話面談は15~20分程度で終了します。

 

知っておくべき!電話登録のメリット・デメリット

メリット

時間短縮・労力をかけずに登録できる
オフィスに行かなくとも、求人紹介・応募ができる
非公開求人も紹介してもらえる

電話面談のメリットは、オフィスにまで行かなくても登録できるので労力と時間がかかりません。来社登録と同じように登録されますので、電話登録を利用する人が増えています。

 

デメリット

人柄やヒューマンスキルが伝わりにくく、面談担当者からの評価が低くなることがある
電話面談をしても、求人によって来社面談が必要な場合がある

電話登録で済ませてしまうと、会わないと伝わりにくいあなたの人柄や良さが伝わりにくいです。また、上手に話さなければ仕事の希望条件や考えが相手に伝わらないこともあります。

相手の顔が見えない電話でのやりとりになりますので、上手く話せなかった、、ということもあるかもしれません。

また、データ入力などの事務案件によっては電話面談だけでは完了しないことがあります。PCのスキルチェックがあると、オフィスに行かなければならないことがあります。

電話登録におすすめの派遣会社

テンプスタッフ|派遣業界No1の派遣会社。求人数が3万件、ほぼ全ての業界に対応。時給水準が高く、教育制度・福利厚生が充実。

マンパワー|派遣スタッフ満足度96.28%グローバル人材会社TOP3に入る大手派遣会社。20代から50代まで登録できて大手企業の案件を紹介してくれる。

ランスタッド|軽作業・オフィス事務の派遣に強い。短期派遣から高時給案件まで幅広く紹介してくれる。希望条件が決まっている人におすすめ。

知っておくべき!来社登録のメリット・デメリット

メリット

話す時間がじっくりあるので、キャリア相談にも対応してくれる
丁寧にヒアリングしてくれるので、希望条件にミスマッチが少ない
その場で求人を紹介してくれることもある
派遣会社の営業担当者の人柄が伝わりやすい

派遣会社のキャリアアドバイザーと直接会って面談することのメリットは、こちら側の経歴の確認と合わせて、希望条件をしっかり伝えられることで紹介してくれる求人のミスマッチが少なくなることです。

対面での面談では1時間程度時間をとってもらうことができるので、話せる時間を確保してくれています。

また登録面談の担当者が企業の営業担当と兼務している場合は、応募企業について詳しい情報を教えてくれるだけでなく、営業担当者の人柄が分かりますので派遣会社を選びやすくなります。

デメリット

労力とお金がかかる
スケジュールによっては面談まで期間が空く事がある

来社面談の一番のデメリットは、派遣会社のオフィスに訪問しなければいけないため、労力と時間がかかります。

また、面談する会議室やブースの予約状況によって、スケジュール調整が上手く進まなこともありますので、時間がかかることもあります。

 

電話面談を上手に対応するコツとは?

派遣会社との電話面談で上手く話しが出来なければ、希望条件とかけ離れた求人ばかり紹介されてしまうなど、しっかりと支援サービスを受けられないことがあります。

対面での面談と同じレベルで電話面談できるようにするためには、事前準備が大事です。

こちらで紹介する7つのコツを押さえておけば、電話面談を上手に対応できるでしょう。

コツ1.履歴書・職務経歴書を準備しておく、Web登録は詳しく入力する

電話面談では、派遣会社のWeb登録された情報をもとに面談を進めますので、スムーズに進めるためにも出来るだけ詳しく入力しておきましょう。

履歴書と職務経歴書を作成しておくと良いです。できればExcel、Wordなどデータで作成しておくとコピーして利用できるので時短になります。

派遣会社によっては、事前に履歴書と職務経歴書をメールで送付できる場合があります。面談前に送付しておくと、面談担当者が目を通してから面談してくれるので経歴を説明する手間が省けますので、求人紹介や仕事の希望について話す時間が増えますので時間を有効活用できます。

 

コツ2.希望条件を整理しておく

派遣会社との電話面談では、転職の希望条件を確認されます。希望条件を事前に決めておくと紹介される求人のミスマッチを防ぐことができます。

ヒアリング項目(例)
業界/職種/時給/勤務開始日/会社の規模/残業の有無/勤務時間/就業期間/休みの希望の有無/ビジネスカジュアル有無/保有資格を活かしたいかetc/

この中で〇〇は譲れない、などの希望条件ごとの優先順位も決めておくと、更に求人のマッチ度が高まります。

 

コツ3.電話面談≒0次選考だということを忘れない

来社面談であっても、電話面談であっても派遣会社との面談は「0次選考」だということを理解しておくことです。

例え、派遣会社から紹介された求人であっても電話面談での評価、印象次第で、派遣会社は応募希望へ紹介しません。

電話面談を通じて、派遣先の企業へ紹介するべきか、しないべきかを判断していますので、派遣会社から高評価を獲得できるように、ヒアリング項目など事前に準備しておくことが大切です。

 

コツ4.電波環境の良い場所を確保する

電話面談で上手く話せない理由の一つに、携帯電話の電波環境が悪いことです。聞き取りができないだけでなく、電話越しの印象もあまりよくありません。

電話面談は事前に〇〇日の〇〇時に電話連絡が来るように予定が決まっていますので、電波環境の良い場所を確認しておきましょう。

 

コツ5.静かな場所を探しておく

自宅以外で電話するときは、カフェなど静かな場所を探しておきましょう。店員や周りの利用者の声が大きいと会話しにくいことがあります。日中は静かなお店であっても、就業後の時間帯は混んでいるというカフェも多いので、事前に込み具合をチェックしておきましょう。

 

コツ6.事前に提出した書類を手元で確認できるようにしておく

電話面談の時には、事前に派遣会社に経歴書を提出しておいた場合、経験など細かく確認されます。印刷しておくか、ノートPCで確認できるようにしておくと、ヒアリングがスムーズです。

 

コツ7.転職意欲を伝える

電話でやり取りする以上、相手の表情や仕草が分からずあなたの感情や意欲をくみ取り切れない場合があります。

電話面談においては、言葉の抑揚で意欲を伝えるだけでなく「言葉にして伝える」ことが重要です。「〇〇が希望条件で、△△が最低条件です。」など明確に伝えるようにしておきましょう。

 

コツ8.メモを準備しておく

電話面談の時に忘れがちになるのが、メモの準備です。今後の流れや手続きなど重要事項は、面談の時に説明されることがあります。

その他にも志望する企業の業界情報や内部情報など有益な情報を聞ける場合がありますので、すぐにメモできるようにしておきましょう。

 

電話登録がおすすめな人・おすすめしない人

これまで電話面談の内容と、メリット・デメリットをご紹介しましたが、電話面談をおすすめできる人とでしない人について紹介します。

電話登録がおすすめな人

派遣会社の利用経験がある人
登録して、求人情報を集めたい人
現職が多忙で時間の調整が難しい人
遠方から転職を考えている人

既に派遣会社の利用経験があって、求人情報を幅広くリサーチしたいけれど、登録面談に行くのは面倒、、という人は電話登録がおすすめです。

Web登録をしっかり済ませておけば、電話での確認事項も少ないので10分程度で面談を終わらせることも可能です。電話登録でも来社登録と同じように非公開求人を紹介してもらえます。

 

電話面談をおすすめしない人

初めて派遣会社を利用する人
転職相談も兼ねて面談しようと考えている人
希望条件が定まっていない人

「派遣の働き方が分からない、、」という人は、どこの派遣会社も流れは大差ありませんので、まず1社来社登録しておくと良いです。全国全ての都道府県に拠点を持っていて、幅ほぼ全ての職種に対応している「テンプスタッフ」がおすすめです。

また、転職の希望条件を決めきれていない人やまずは登録したい、という人は来社面談をおすすめします。

電話登録におすすめの派遣会社

テンプスタッフ|派遣業界No1の派遣会社。求人数が3万件、ほぼ全ての業界に対応。時給水準が高く、教育制度・福利厚生が充実。

マンパワー|派遣スタッフ満足度96.28%グローバル人材会社TOP3に入る大手派遣会社。20代から50代まで登録できて大手企業の案件を紹介してくれる。

ランスタッド|軽作業・オフィス事務の派遣に強い。短期派遣から高時給案件まで幅広く紹介してくれる。希望条件が決まっている人におすすめ。

 

まとめ

派遣会社の電話登録は、手軽に利用できますのでおすすめのサービスです。

面談してくれる担当者が持つあなたの印象や評価で紹介してくれる求人が決まります。派遣会社のどの担当者と会ったとしても、派遣会社の保有する求人のデータベースは同じですので、担当者から良い求人を紹介してもらえるように電話面談を進めることが大切です。

電話面談の成功は、「事前準備をどれだけやったか」によって出来栄えが大きく変わります。以下のポイントをしっかりと押さえて面談しておくと、派遣会社の担当者の印象が良くなります。

電話面談を上手に対応するコツ

・履歴書・職務経歴書を準備しておく、Web登録は詳しく入力する
・希望条件を整理しておく
・電話面談≒0次選考だということを忘れない
・電波環境の良い場所を確保する
・静かな場所を探しておく
・事前に提出した書類を手元で確認できるようにしておく
・転職意欲を伝える
・メモを準備しておく

 

電話面談を上手に進めていけば、良い求人の紹介~応募とつながっていきますので、良い求人を紹介してもらえるようにポイントを押さえて進めていきましょう。

こちらの記事が派遣の転職を考えるあなたのお役に立てれば幸いです。