履歴書【写真の撮り方・貼り付け方・ビジネスマナー】を解説!

「履歴書の写真で良い撮り方は?」

「履歴書の写真の正しい貼り付け方とは?」

履歴書の証明写真は、「正しく写真を撮影する」、「正しく張り付ける」方法について守るべきポイントがあります。

こちらのページでは写真館で撮影する場合とスピード写真で撮影した時のメリットとデメリットを紹介し、正しい写真撮影の方法と、履歴書の作成方法を紹介していきます。

それぞれのポイントについて、現役の人事責任者として年間数千人の履歴書を選考しており、評価が高い履歴書のポイントを紹介していきながら、作成手順を解説していきます。

 

こちらのページを全て読めば、履歴書の証明写真の準備と作成方法が分かり、選考突破に向けた履歴書を仕上げることができるでしょう。

 

1.証明写真は写真館で撮影したほうが良い

1-1.採用担当者はスピード写真で撮影したものがすぐに分かる

スピード写真と写真館で撮影したものでは、写真の写り映えがかなり違います。光の当たり具合、量、写り方などの違いからスピード写真で撮影した証明写真は1秒かからず、すぐに分かります。

スピード写真の方がコストが安く済むメリットがありますが、採用担当としては「うちの会社への志望度が高くないのでは?」と考えてしまい印象が良くありません。

 

1-2.写真館とスピード写真のメリット・デメリット

写真館とスピード写真で証明写真を準備した時のメリットとデメリットをまとめました。

写真館で撮影する時のメリット・デメリット

写真館のメリットは顔色など修正を入れてくれるためキレイに撮れることと、写真データをもらえることです。写真データはCDに画像データを保存して、もらうことができます。

お店によっては、証明写真の裏側に両面テープをつけてくれる場所もありますので、履歴書に貼るときもキレイに貼ることができます。

 

スピード写真で撮影する時のメリット・デメリット

スピード写真のメリットは、早く手軽に撮影できることです。しかし正社員の転職書類に使用すると、丁寧で志望の熱意が伝わらず印象が良くありません。

 

2.写真撮影をする前に押さえておくべきポイント

転職書類に使用する証明写真のビジネスマナーを押さえておきましょう。

2-1.履歴書に使用する証明写真のマナー

縦4cm×横3cmの縦長の写真サイズを使う

JIS規格の履歴書に定められている通り、証明写真のサイズは縦4cm、横3cmの縦長の写真で貼りつけます。

スピード写真で撮影した人は、間違えて小さく切ってしまった場合は、新しい写真を使ってやり直しましょう。

 

フルカラーで撮影する

面接で使用する場合は履歴書の白黒コピーを使用します。面接では直接会うためカラーコピーでなく良いことと、履歴書の写真で人の印象を評価しているわけではないからです。

履歴書の原本では写真から伝わる雰囲気や人の印象を分かりやすく伝えるためにフルカラーで準備しましょう。

 

背景は着る服に合わせるのが基本

証明写真の背景は着用するスーツや服に合わせて「白色」「青色」を選ぶようにしましょう。

  • 黒・濃紺など濃い目の色の場合: 白色
  • ライトグレーなど明るい色の場合:青色

背景を白でライトグレーのスーツを着用した場合、体の輪郭がぼやけてしまう印象を持ちますので、青色を使用すると色合いが良くなります。

スピード写真ではその他にもグレーや赤など選べる機能がついていますが、使用しないようにしましょう。写真館については着る服や髪の明るさに合わせて背景の色を選んでくれます。

 

面接の時と証明写真の印象を変えないようにする

履歴書に貼る写真は3か月以内とするのが一般的です。しかし期間内であったとしても髪型や髪の色など大幅に変えることが無いようにしましょう。

また、ネクタイや着用する服の色の大きくイメージが変わらないようにしておきましょう。

履歴書の写真のイメージと面接でのイメージが違うと、表裏のある人なのではと構えてしまう面接官がいます。そのようなイメージを持たれないためにも、面接で訪問する服装を想定して写真撮影をしておきましょう。

 

3.写真を履歴書に貼るときに押さえておくべきポイント

証明写真の裏に名前と日付を書いておく

証明写真の裏側に名前と日付を書いておくことが、マナーとされています。それは人事担当が書類を保管しているときに、書類がかさばり写真がはがれてしまう場合に、誰のものか分かるようにするためです。

これは、「転職者の人事担当者への配慮・気遣い」とされています。証明写真がはがれることは滅多にありませんが、面接官が気付いたときに、配慮ができる人という印象を持たれます。

 

スティックのりもしくは両面テープで貼る

証明写真を張り付けるときは、スティックのりもしくは両面テープを使用します。液体のりなど乾いたときに厚みがでてかさばったり、ごわつき、しわになってしまうため、書類の見栄えがよくありません。

 

4.写真撮影をするときのポイント

写真を撮影する前に押さえておくべきポイントをまとめました。

4-1.綺麗に写真を撮るポイント

男性の場合

  • 濃い目のスーツ・ジャケットを着用する
  • 白シャツを着る(シワ、汚れに注意する)
  • ひげは剃っておく
  • おでこや耳に髪がかからないようにしておく

 

女性の場合

  • 首元はすっきりとしたシャツ、カットソーを着用
  • ナチュラルメイクを心がける
  • 口元は明るめの色を選ぶ
  • 肌の状態に合わせて、ファンデーションを厚めでにしてもOK
  • パーマは証明写真映りが悪いため、後ろにまとめておく

 

4-2.写真撮影する時のポイント

写真館の場合

  • 写真の撮り直しはどんどん依頼する
  • 写真データは購入しておく
  • カメラマンの細かい指示のもと姿勢を正す

写真館のメリットである撮り直しは、納得のいくまで依頼しましょう。最初3~5枚程度試し撮りをしてイメージを共有してから、撮っていきます。

雑誌の写真撮影のような緊張感はありませんので、気軽に注文しておきましょう。

また、写真データは購入しておきましょう。焼き増しするときに撮り直しが必要なことと、企業への応募がメールやwebの場合、証明写真のデータが必要となりますので、そのまま利用できて便利です。

 

スピード写真の場合

  • カーテンは最後まで閉めておく
  • 白いハンカチを膝の上において撮影する
  • 椅子の高さの調整を忘れない

白いハンカチを膝の上におくと光を反射してくれるため、顔映りが明るくなります。また背筋を伸ばして写真を撮れるように椅子の高さの調整を忘れずにしておきましょう。

 

※スピード写真を切るときは大きめのハサミを使用しましょう

スピード写真を縦4cm、横3cmの長方形サイズに切るときに四隅を直角に切る、側面をまっすぐ切ることは難しいです。斜めに切ってしまうと見栄えが悪くなってしまいます。

そのようなミスを防ぐためには、大きなハサミを使って、一度に一辺ずつ切っていくとキレイな長方形に切ることができます。

 

5.まとめ

履歴書の証明写真がきちんとしていると、書類作成や保管など仕事が丁寧な人なのではと印象が良くなります。

写真映りだけでなく、写真館で証明写真を準備した手間や写真の貼り方で人となりを評価する情報がかなり含まれています。

履歴書の印象を決める大事なポイントになりますので、写真館で撮影することをおすすめしています。

その他にも履歴書の書き方や職務経歴書の作成にお困りの人は、転職エージェントの『経歴書の添削サービス』を利用することをおすすめしています。

履歴書や職務経歴書のビジネスマナーなど基本的なところからアドバイスしてくれます。

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こちらの記事が皆様の履歴書の作成にお役に立てば幸いです。