職務経歴書は何枚が良いの?選考を突破する書類の作り方とポイント

「職務経歴書のどれぐらい書けばいいのかと」お悩みではありませんか?

 

職務経歴書の書き方以外に、枚数が異常に多い提出書類を出しただけで、選考を落とされてしまうこともあります。企業の採用経験に加えて、これまで数百人の転職を支援してきた転職エージェントの経験をもとに、職務経歴書の最適な作成ポイントを解説します。

 

こちらを読めば、職務経歴書の作成ポイントが分かり、あなたの職務経歴書の質が向上することでしょう。

 

1.職務経歴書は2枚がベスト!

職務経歴書の枚数に決まりはありません。

一般的には転職のときの提出書類のマナーとして2枚に収めておくことが良いとされています。企業の採用担当としては、2枚でないときには「あれ?」と思ってしまいます。

1-1.1枚ではダメな理由

理由1.経歴をPRしきれない可能性がある

職務経歴書に書くべき項目は「表題」、「日付」、「名前」、「経歴」、「要約」、「経歴」、「自己PR」、「志望動機」などいくつかの項目があります。採用担当が最も注意してみるポイントは「経歴」、「自己PR」、「志望動機」です。

この3つのポイントをしっかり伝えなければ書類選考を通過することはありませんので、1枚の場合、書ける分量が限られており書類選考を通過できなくなる可能性があります。

このような場合は1枚に収めておきましょう

 

●第二新卒など経験が浅い人

●職務経歴書の2枚目が半分に満たない人

必ず2枚であればよいというわけではありません。あくまで経験やスキルに見合った分量で記載する必要がありますので、2枚しっかり記載しても中身がスカスカという印象になっていまい、逆効果です。

 

1-2.3枚ではダメな理由

キャリアを積んで経験豊富な人や異動転勤が多く業務内容の幅が広い人に良く書類です。中には4枚、5枚にかけて職務経歴書を提出する人はいますが、NGです。

理由1.内容が多すぎて、採用担当が見てくれない可能性がある

採用担当者は日々何十名の候補者の書類に目を通しています。そのため、一人当たりに書類に目を費やす時間は1分程度など非常に限られています。

そのため、3枚ぎっしり書いていると印象が悪くなる可能性があります。その場合採用担当は「職務要約」を読んで、読むべき個所を決めて斜め読みしています。

そうすると、本来PRしたいポイントが読まれなくなってしまうことに成りかねませんので分量が多いときは要注意です。

 

理由2.伝えたいことがぼやけてしまう可能性がある

経験が豊富なひとなどPRしたいポイントは複数に分けて書いてしまうことがあります。どこがあなたのPRしたいポイントなのかどうかぼやけてしまいます。

企業の社長経験者やエグゼクティブクラスの人でさえ、2枚に収めてきます。シンプルに企業に評価されるポイントに絞って書く内容を整理することが重要です。

専門職であれば3枚でも良い

 

システムエンジニアなどの専門職の場合は、量が多くても大丈夫な場合あります。職務内容に加えて配属されたプロジェクトの概要(開発内容、規模、人数など)を加えたほうが良い場合があるからです。

その場合においては、統一されたフォーマットで見やすいレイアウトで書くと採用担当も見やすく、スムーズに目を通してもらえるでしょう。

 

2.見やすい職務経歴書の書き方のポイント

Point1.職務経歴はシンプルに書く

異動転勤が多く業務の種類が多い方や転職回数が多い人の場合、職務経歴書の書く量が増えてしまいます。応募する求人職種に直結する経験や実績のある項目に絞るなど、書くべきポイントを整理しましょう。

経験を全て書いて伝えておきたいと考える人が多くいらっしゃいますが、企業の選考においては、効果が無い場合が多いです。

 

Point2.文字サイズは10~12pt

書く分量が多いので字のフォントを8ptにしたり、書く分量がすくないため、無理やり2枚にするためにフォントを14ptにすることはおすすめしていません。

タイトルなど項目名だけを14~18pt程度にすることは問題ありません。それ以外の本文は同じフォントに統一したほうが見やすいです。

 

Point3.用紙はA4サイズを使う

職務経歴書の用紙はA4用紙の片面、2枚セットで印刷しましょう。両面印刷やA3用紙で印刷することは控えておきましょう。

両面印刷すると、面接官が書類を見にくくなってします。A3用紙は折りたたむとかさばってしまうため、人事書類として保管するときに迷惑となりますので、控えましょう。

 

Point4.余白・行間・文字幅で見やすくする

  • 文字:40行×40字
  • 用紙の余白:≪上≫:20~35mm、≪下≫20~30mm、左右20~30mm
  • 行間・文字幅:初期設定値
  • 文字は、一般的なMS明朝や、MSゴシックで良いでしょう。

 

Point5.ホチキス、クリップは使わなくてよい

職務経歴書を2枚で提出するときにばらけてしまうのではとホチキスでとめる人がいますが、必要ありません。

人事資料として、ファイリング保管するときにかさばる原因になるため、人事担当はわざわざ外しているところもありますので、控えておくと良いでしょう。また、書類が破れる原因にもなりますので、企業の人事担当としては無い方が助かります。

クリップについては、賛否両論ありますが、結論「あっても無くてもどっちでも良い」です。クリップをしたからと言って丁寧な印象を受ける担当もいれば、クリップを使っていない会社の場合、不要なので、すぐに捨ててしまう担当もいます。

2枚セットの職務経歴書を提出するときに、クリップを使う人はごく少数ですので全く問題ないでしょう。事務職や販売などきめ細やかな心遣いをPRしたいときにはクリップを使用する程度で良いでしょう。

 

3.職務経歴書で注力すべきポイント

職務経歴書で注力すべき項目は「経歴」、「自己PR」、「志望動機」の3つです。

書類選考のときに企業の採用担当者が注目してみている個所です。志望動機については、履歴書ではなく、職務経歴書書くことをおすすめしています。

これまでのキャリアで培ったスキルに加えて、今後の方向性やビジョンを直線状に伝えられるため、説得力が増す書類となります。

 

4.まとめ

職務経歴書の枚数は2枚が基本です。経験が浅い方などは1枚、専門職の場合は3枚になっても良いでしょう。

書く内容に不安のある人は転職エージェントに相談してみると良いでしょう。企業に応募する前に簡単な誤字脱字が無いかだけでなく、書類のブラッシュアップを一緒にサポートしてくれるので非常にありがたいサービスです。

もちろん利用は無料ですので、こちらの記事を読んでこれから職務経歴書を完成させていく人にはおすすめです。

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こちらの記事が皆さまの転職にお役に立てれば幸いです。