履歴書【本人希望欄】の書き方|8パターンの見本付きで解説!

「本人希望欄には何を書けばいいの?」

「履歴書の本人希望欄に書く事がない場合はどうすればいいの?」

履歴書の本人希望欄の書き方でお悩みではありませんか?

履歴書の本人希望欄は、採用担当者が必ず目を通す項目です。合否を判断する時に必要な情報を履歴書にしっかり記載してくれる応募者は、気のきく応募者と好印象です。

しかし、本人希望欄に一方的に希望条件を書いてくるような人は、書類の段階から悪い印象となってしまいます。

こちらのページでは人事責任者として毎年数百名の方の選考を行っている経験から、履歴書の本人希望欄に良くある事例について、書き方のポイントを見本付きで紹介していきます。

 

こちらを全て読めば、履歴書の本人希望欄の書き方を理解することができ、選考突破にむけた書類を作成することができるでしょう。

 

1.採用担当者が【本人希望欄】で確認するポイント

1-1.採用条件が応募者の希望条件を合致しているかを確認している

履歴書の右端に書いてあるフリースペースは、転職者の希望を何でも書いてよいというわけではありません。勤務時間や勤務場所など採用条件が応募者の希望条件と合致しているかを確認しています。

「就職するのに、この条件でなければ働けない」というような条件を記載します。例えば「できれば残業はしたくないので、残業は控えたい」という希望は書かないほうが無難です。このような残業時間の希望など働き方の希望条件については、面接で職場の説明を受けるときに確認しておきましょう。

 

1-2.謙虚な姿勢で言葉選びに気を付ける

子育て世代など家事や育児で忙しい人で、パートで働こうとした場合、勤務可能な時間帯や曜日を伝えておくことがワークライフバランスをとるうえで大切です。

職場の理解を得ながらお互いに働きやすい条件で採用されるためにも、希望条件を事前に伝えておく必要があります。

謙虚な姿勢で希望条件を伝えておけば、悪い印象にはならず、理解し配慮してくれます。

 

2.【本人希望欄】の書き方見本

本人希望欄で書かれる事例8つを見本付きで解説していきます。書き方の参考にしてみてください。

入社可能日

入社可能日については、「平成〇〇年〇〇月〇〇日より勤務可能です。」と記載しておきましょう。退職が決まっていて有給消化中の人の場合でも「有給消化中」など書く必要はありません。

 

希望職種

応募する企業が複数の職種を募集している場合は、応募する職種名を記載しておきましょう。採用担当者が選考するときに分かりやすくなりますので、丁寧な印象になります。

 

希望勤務地

募集要項で複数の勤務地から選べるような場合であれば、「希望勤務地:首都圏」など記載しておきましょう。

その他には、介護など諸事情により異動転勤を配慮してほしい場合にも記載しておいても問題ありません。その場合は、「通勤可能範囲であれば問題ありません。」など追記しておき、協力姿勢を見せておくと良いでしょう。

 

希望勤務時間帯、曜日など

複数の勤務シフトから選べる場合や、パート勤務の場合で週3回4時間勤務を希望する場合は、勤務可能時間(帯)を記載しておきましょう。

書類選考段階で、採用条件とのすり合わせができますので双方にとって有効です。勤務時間など就業可能かどうか不安がある場合は、応募前に電話やメールで問い合わせしておくのも良いでしょう。

面接では勤務可能日や時間帯を配慮するために、子供の送り迎えの時間帯など確認されることがありますので、そのまま伝えておきましょう。

 

通勤方法

通勤方法について、電車、バスなどの公共機関を使用しない場合は手段を記載しておきましょう。

車やバイク、自転車での通勤を希望する場合、駐車場や駐輪場の場所を確保しなければなりませんので、選考段階で伝えておくと良いでしょう。

企業によっては、車やバイク通勤可能な条件として、「勤務地から半径何km以上離れていること」、「ゴールド免許であること」など規定がある場合があります。

面接の時に既定の有無について確認しておきましょう。

 

連絡できる・つかない時間帯

在職中の人の場合連絡できる日時を記載しておきましょう。電話に出られる時間帯を記載しておけば、その時間に合わせて電話をしてくれます。

また、在職中の場合メールで連絡が来た場合、返信が遅くなる可能性があることを事前に伝えることにもなりますので、記載しておきましょう。

 

扶養範囲内で就業希望する場合

配偶者の扶養範囲、雇用保険などを理由に収入や勤務時間に制限したい場合は、記載しておきましょう。「年収130万円以内など」記載しておいても問題ありません。

 

3.本人希望欄に書く事が無ければ『貴社の規定に従います』と記載する

本人希望欄に「特になし」「空欄」で提出することはNGとされています。

書くことが無く、企業の採用条件通りに働ける場合は「貴社規定に従います」と記載しておきましょう。

また、給与や年収の希望額を記載することは控えておきましょう。待遇については面接の時の評価をもとに判断していきますので、その時に確認しておきましょう。

 

4.まとめ

履歴書の本人希望欄については、選考に関する日程調整を企業と直接やり取りする場合は、連絡の取れる時間帯を記載しておくと選考がスムーズになります。

また、パートタイムなどの勤務時間帯や曜日を選べる場合などは、希望条件を事前に伝えておくことで、採用条件とのすり合わせがスムーズになります

どちらにおいても、応募者の希望を伝えるため、謙虚な姿勢と言葉選びを心がけておきましょう。

このほかにも転職において希望条件がある場合など、どうすればよいか迷っている人は転職エージェントに相談しておくと良いでしょう。

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こちらの記事が皆様の履歴書の作成にお役に立てれば幸いです。