第二新卒で転職するなら活用すべき転職エージェント11選と注意すべき7つのポイント

入社して数カ月~3年経ち、転職を考えているが、『どのように転職活動をすればいいのか?』、『今の自分がどれぐらい評価されるのか?』、『今より良い会社から内定がとれるのか?』と不安に思っていませんか?

第二新卒というジャンルは、新卒や中途採用とは区別して求人採用される場合が多いです。第二新卒の転職についてメリットとデメリットを理解して、採用企業のニーズを押さえていけば転職活動を進めていくことで、新卒や中途採用では入れないような大手企業や優良企業への転職も可能性になります。

失敗しない転職を実現するために、知っておくべきポイントと注意点を厳選してまとめました。これらを理解して転職活動をすすめることにより、思い描くキャリアアップの実現に役に立つことでしょう。

 

1.第二新卒とは

第二新卒の明確な定義はなく、一般的に学校卒業後、数カ月から3年以内の既卒の方を指す場合が多いです。卒業後就職経験がない方も含まれます。採用企業側が求めている年齢層を区分するために使われるジャンルです。

 

2.第二新卒で転職するメリット・デメリット

転職活動を始めてみると、意外にも『第二新卒』を採用しようとする企業の求人が多いことに気づくかもしれません。それと同時に第二新卒求人に応募しても書類選考で落とされることが多く、若さだけをPRするだけでは内定までにたどり着くことが難しいジャンルでもあります。

第二新卒のジャンルにおいて、採用企業側と転職者側の観点からメリットとデメリットをまめとました。

メリット デメリット
採用企業側 ①モラルマナーが身についており、基礎的な教育が不要
②年齢が若いため、体力があり、柔軟性と吸収力が期待できる
③比較的、すぐに入社できる
①早く辞めてしまうリスクがある
②社会人としては、スキル能力が低い場合が多い
転職者側 ①最初の就職の失敗した経験から自分に合った企業を見つけられる
②若さを活かした柔軟性、伸びしろの可能性を評価してもらえる
①大手企業や新卒採用中心の企業への就職が難しい
②既卒扱いのため、経験者や有資格者も競争相手になる

応募するにあたり、採用企業が求めていることを理解し、上記表にある採用企業側がデメリットをいかに払拭するかが、重要なポイントになります。

第二新卒のジャンルが特別に転職市場で扱われる理由の一つに、新卒採用せず、第二新卒を雇いたいという企業も存在する点です。

それは、採用企業側のメリットの一つである①モラルマナーが身についており、基礎的な教育をしたくないという企業が数多く存在するからです。

そのような企業は、新卒採用を「あえて」していない理由があり、新人の教育コストを削減したいが、他の企業の文化に染まっていない教育のしやすい人材をも求めているからです。

第二新卒として転職活動をするにあたり、このような採用企業の採用目的や狙いを踏まえたうえで進めることで、他の転職者より非常に有利に転職を実現することができるようになるでしょう。

 

3.転職エージェントを活用する理由

前章では、いかに採用企業の採用したい人物像を、情報収集できるかが重要とお伝えしましたが、効率的に転職活動を進めていきたいという方には、転職エージェントの活用をおすすめしています。

転職活動の方法には大きく分けて、

①転職サイトを活用する

②転職エージェントを活用する

③ハローワークや就労支援団体に相談に行く

④求人誌や折り込みチラシを探す

⑤縁故(知り合いから採用企業を紹介してもらう)

など実は仕事を探す方法は数多く存在します。転職活動において業界の情報収集や企業分析、応募書類の作成、スケジュールの調整などやるべきことが多くは、かなりの労力がかかります。転職エージェントをおすすめしている理由は、これらの転職活動に必要なものを代わりに行ってもらえるからです。

転職エージェントがしてくれることは6つに分かれます。

①キャリア相談

②採用企業の求人の紹介

③履歴書・職務経歴書の添削

④面接対策

⑤応募・面接のスケジュール調整

⑥給与交渉

これらを転職エージェントのサービスを無料で行ってくれます。自力で転職活動を進めると、求める人物像の調査や企業風土など自ら情報収集しなければならず、ネット上の情報や周囲からの情報収集だけでは限界があります。転職エージェントをはそれらをピンポイントで教えてくれるため、効率的に転職活動をすすめることができます。

 

4.転職エージェントの選び方

転職エージェントは100以上存在し、大手総合エージェントから専門分野に特化した特化型の転職エージェントがあり、どの転職エージェントを活用すればいいか分からないという方に選び方を解説します。

転職エージェントにも良し悪しがあり、悪い転職エージェントの場合、間違った業界知識を持っていたり、むりやり応募させようとするところもあります。自分で転職活動を進めていたほうが、良かったのにとなりかねません。

良いエージェント担当に出会うには、複数の転職エージェントに登録することをおすすめしています。最低3社は登録しておくと、自分に合う転職エージェントを見つけることができるでしょう。

(筆者が初めて転職活動を行ったときは情報収集も含めて7社登録し、うち2社を活用して転職活動を行いました。)

 

5.第二新卒におすすめの転職エージェント11社

今回は以下の観点から厳選して、11社を紹介します。

  • 第二新卒を採用したいという求人が多いこと
  • 書類添削や面接対策などサポートが厚いこと
  • 第二新卒向けの転職エージェントとしての実績がある。

自分に合った転職エージェントを探すときの目安として、参考にしてください。選ぶうえで、2つの指向に合わせておすすめの転職エージェントをご紹介します。

・キャリアアップしたい、求人数など総合的なサービスを重視したい 6社

・経歴に自信がないので、手厚いサポートを重視したい 5社

 

5-1.キャリアアップ、求人数など総合的なサービスを重視したい

マイナビエージェント

マイナビエージェント』は、新卒No.1メディア「マイナビ」を運営する総合転職エージェントです。

大学の就活生の大多数が利用していることから知名度もあります。マイナビエージェントを利用する企業は、若手をターゲットに求人をだす会社が多く、その中には大手企業も豊富です。中途採用市場においては、中小規模の企業の求人の強みを持っており、他の転職エージェントと比較して独占求人を扱っていることが多くあり、求人の内容は申し分ありません。

同じ業界からもキャリアコンサルタントの質は評判が高く、活用しておいて損のない転職エージェントです。

おすすめポイント

  • 中小・優良企業の独占求人が多い
  • リクルートを超える新卒領域の実績を持つ

 

パソナキャリア

パソナキャリア』は、大手転職エージェントの中でも、丁寧なキャリアコンサルティングが評判で、幅広い相談を受け付けており、初めての転職活動を行う方にぴったりです。

パソナキャリアの母体であるパソナは、1976年創業で、『育児を終えてもう一度働きたい女性へ向けて、能力や技術を活かすことのできる適切な仕事の場をつくりたい』という想いから派遣業を開始し、現在業界第2位のポジションにいる大手企業です。

若年の方向けにおいては、日本経済の低迷により、四年生女子大生の就職が困難となった時代から現在に至るまで、若者が才能を発揮できるようにしたいとの考えが息づいており、かなり丁寧なキャリア支援を行っており、第二新卒としては外せない会社のうちの一つです。

また、面談に訪問したときに全員に配布される『転職必勝ガイド』に非常に有益な内容が書いてあります。職務経歴書の書き方や、面接質問集など転職活動の全体を理解するうえで非常に評判の良いものです。このためだけに面談するのでも充分に価値があるものと言えます。

おすすめポイント

  • 女性に転職に強い
  • 丁寧なキャリアコンサルティング
  • 転職必勝ガイドを全員に配布している

 

dodaエージェントサービス

dodaエージェントサービス』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の総合転職エージェントです。

求人件数はトップクラスにあり、第二新卒・若手の向けの合同転職面談会があるなど、満足度の高いサービスがあります。未経験の方でも職務経歴書の書き方や面接での想定される質問リストなど実践的なアドバイスをもらうことができます。

また、担当する転職エージェントの質も総じて高く、他の転職エージェントと併用して活用すると非常に有効です。

(筆者はこちらの企業を中心に、転職エージェントを活用しました。)

おすすめポイント

  • 第二新卒のためのイベントがある
  • 面接対策、経歴書のブラッシュアップが好評
  • 求人件数は業界トップクラス

 

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人件数、転職決定数など業界No1の転職エージェントです。第二新卒を特別扱っているわけではありませんが、業界トップだけあって求人件数が桁違いです。メディア運営による知名度が高く、採用企業各社へ高い営業力を持っています。たくさんの求人から応募先を選んで転職活動を進めていきたいという方におすすめです

優秀なエージェントは、業界きっての能力を持っていますので、上手くマッチすれば転職活動を最大限の成功に導いてくれるでしょう。

おすすめポイント

  • 転職エージェントNo1の実績
  • 業種・業界問わず、求人が多い
  • 企業へのコネクションが強く、選考データベースが豊富

 

ワークポート

ワークポート』は、電車の自動ドアの上の部分に広告が目立つ転職エージェントです。設立して14年で転職支援実績30万件を持ち、IT・製造業界に特化し急速に伸びている会社です。

こちらは、キャリアコンサルタント(転職コンシェルジュ)という専任の担当がつき、非常に丁寧なサービスを提供しています。面談時のアドバイスや求人紹介までのスピードも早く、面談後から使用できる『eコンシェル』と呼ばれるサポートシステムがあり、スケジュール管理など無料して使用できます。

おすすめポイント

  • IT・ネット・製造業界に強みを持つ
  • 専任の担当制による手厚く、スピーディなサポート
  • 東京・大阪・福岡エリアに注力している

 

 

 

JACリクルートメント

JAC リクルートメント』は、イギリス発祥の外資系転職エージェントで国内業界No.3に位置します。海外、グローバルポジションについては国内実績No.1です。

面談が丁寧で、一つ一つのキャリアについて細かく確認して、希望するキャリアに合った会社を提案してくれると評判です。書類の添削、面接対策、企業とのコネクションなどトップレベルといえるでしょう。

しかし、経験の浅い方やスキルをこれから身につけていこうと考える方には、JACリクルートメントが紹介できる求人が少なく、合わないかもしれません。

会計士などの有資格者、コンサルタントなどの専門性を持った方や、ITエンジニアとしてスキルを持った方には、今後のキャリアの可能性を大きく広げてくれる求人がある可能性が高い会社です。ハイスキルや経験を更に上げていきたい方にはおすすめです。

おすすめポイント

  • 外資系などハイキャリアの求人多数
  • 年齢が若くても年収500万以上で採用される求人あり

 

5-2.経歴に自信がないので、手厚いサポートを重視したい

ハタラクティブ

ハタラクティブ』は、第二新卒や既卒など若年層向けの特化型転職エージェントです。第二新卒向けの特化型転職エージェントとしてはNo1です。20代、フリーター、既卒、社会人経験の無い方におすすめです。

求人件数はリクルートやdodaなどの大手企業の10分の1ほどですが、第二新卒で未経験可の正社員の求人を保有しています。求人エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県です。「転職すべきなのかどうか」、「正社員に転職するにはどうしたらよいか」といった相談を受け付けており、転職相談も好評で、正社員として就業経験が浅かったり、無い方には非常におすすめです。近年、厚生労働省からの受託事業を開始し、注目の企業です。

おすすめポイント

  • 第二新卒に特化したサービスでは業界No.1
  • 書類通過率91.4%,内定率80.4%の実績
  • 未経験・正社員への転職に手厚いサポート

 

ジェイック

ジェイック』は、既卒・フリーターから正社員に就職を希望する方に、豊富な実績を持った転職エージェントです。

無料の就活講座(10日間)でビジネスマナーなどを学んだあとに、優良企業の20社の求人を紹介してくれます。ビジネスマナーの基礎から面接指導、社会人としての考え方など体系的に教育を受講することができます。

就活講座では、大手企業の新人教育研修に近いレベルの内容となっており、企業からも高い評価を受けています。また、大学中退者向けサービスなど、個別の事情に合わせた転職活動の仕方をサポートしています。社会人として経験が浅かったり、無い方でキャリアに不安のある方にはおすすめです。

おすすめポイント

  • 無料で10日間の就職講座(ビジネスマナー)を受けられる
  • 書類選考が無い20社を紹介してくれる
  • 営業職の転職に強い

 

就職ショップ

就職ショップ』は、中途転職サイト「リクナビNEXT」を運営する業界最大手のリクルートキャリアが提供するサービスです。仕事紹介カウンター(店舗型)で面談形式の求人紹介サービスです。駅近くに拠点を構えており利便性が高いです。(拠点:銀座、新宿、立川、横浜、千葉、大宮、大阪、三ノ宮、烏丸)

各拠点の近隣の中小企業を中心に求人を扱っています。企業の担当者が直接企業に訪問して、求人情報について細かくヒアリングしていますので、情報量が多く安心できるポイントです。

平均残業時間や通勤時間など希望に合った企業の紹介を受けることができます。就職に関する悩み、不安を持っていて、まずは相談したいという方にはおすすめです。

おすすめポイント

  • 未経験から正社員への就職支援に強い
  • 人物重視のポテンシャル採用に特化(書類選考なし)
  • 業界最大手リクルートグループの選考ノウハウが受けられる

 

第二新卒ナビ(ウズキャリ第二新卒)

第二新卒ナビ(ウズキャリ第二新卒)』は既卒、第二新卒に特化して転職エージェントです。株式会社UZUZというウズウズした若者のための就活サポートカンパニーというユニークなベンチャー企業です。

転職者一人当たり平均20時間のカウンセリング時間を確保して、就職に関わる相談や応募準備にサポートをしてくれます。書類選考率も8割を超えており、内定後の定着に向けたフォローに力をいれており、9割近い転職者が定着できています。

規模は小さいものの企業としての転職サポートに対する姿勢が明確で、手厚いサポートが受けられる心強い企業です。じっくり相談に乗ってもらいたい方などにはおすすめです。

おすすめポイント

  • 入社後も3か月間のサポートで定着率94.7%
  • 手厚いカウンセリングサービス
  • 独自の基準でブラック企業対策をしている

 

第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneo』は、ネオキャリアが運営する第二新卒に特化した転職エージェントです。

他の業界大手のハタラクティブなどと比較すると、規模やサービス内容に特長はありませんが、採用企業への求人獲得など営業を強めており、今後伸びる可能性がある企業です。登録しておいて損のない会社です。

おすすめポイント

  • 第二新卒に特化した転職サービス

 

6.転職活動をする上での注意すべき7つのこと

転職理由を明確にする

一番に気を付けなければいけないのは、採用企業側のデメリットの内の一つに紹介した『早く辞めてしまうリスクがある』と評価されてしまう点です。企業の採用担当者の不安であり、必ず確認するこのポイントをいかに突破するかが、合否に分かれ目の一つです。

ここを曖昧に表現したり、ネガティブな印象を与えてしまうと採用されることは、まずないと考えて準備する必要があります。

準備すべきは以下の3つのポイントです。

  • 前職(現職)の退職理由
  • なぜ転職しようと考えているのか?
  • 今後どうしたいのか?

この3つにポイントの整合性、つじつまが合わないと面接官からの評価は「×」となります。

また、これは転職エージェントとの面談の時にも同じことが言えます。これから求人を紹介しようとする前に、勤めている会社の悪口や愚痴を言われすぎると、「この人は入社してからも同じ繰返しになってしまわないか?ひょっとしたら、この人を採用企業側に紹介すると会社(転職エージェント)の評判が落ちるかもしれない。」といった具合になり、スムーズなサービスを受けられない可能性もあります。

転職理由を伝える一番のポイントは「ポジティブ」「前向き」であるかどうか。この一点を満たしていることが重要です。

転職者側のメリットの内の一つである『最初の就職の失敗した経験から自分に合った企業を見つけられる』という点から、前職での失敗経験はその人にしかない唯一のエピソードです。

自分だけの出来事を、自分の言葉で説明できれば、説得力が増します。

実は、面接官3つのポイントの整合性を取れる『論理的思考能力』、転職者の方の転職を思い立ったエピソードや今後の方向性が『採用企業側の価値観』に合っているかとうポイントを見ているため、転職理由自体に良し悪しは無かったりします。

ここのところを押さえていると、面接官の印象はぐっと上がることでしょう。

面接の質問対策をしたいという方はこちらに質問集のPDFを掲載しています。プリントアウト等して、面接のイメージをしておきましょう。

【PDF保存版】転職の面接で聞かれた過去事例|質問集まとめ

 

今の会社を円満退社することを心がける

自己都合で会社を退職する場合、円満退社を心がけなければならない理由はいくつかありますが、大きな理由は2つです。

  • 転職する企業の入社日に合わせた退職日の設定をするため
  • 転職後、思いもよらない形で、退職する会社と今後入社する会社が関係するかもしれないから

第二新卒を採用する企業側のメリットの一つである、比較的すぐに入社できて、柔軟性をもって色々覚えてもらい、早く即戦力になってもらいたい人を採用したいという考えがあります。

その一番始めの段階である入社がスムーズにいかなければ、入社後の教育や担当する業務に支障が出かねないからです。必ずしもすべての人が円満退社をすることができるということはありませんが、好意的な退職対応を取ってもらえるよう、退職する会社に対して誠意をもって向き合うことが非常に重要です。

また、応募した時には関係がなさそうだと思われる職種、業務内容であったとしても、入社後の異動や事業展開次第で、退職する会社との接点を持つ可能性は大いにあります。特にBtoB(法人向けサービス)を行っている企業では、意外に業界が狭いなと思うエピソードもあったります。

退職するにあたり、ないがしろにしたり、出来ない方が意外に多くいますので、気を付けて損することはありません。

 

嘘をつかない

履歴書や職務経歴書の記載内容に、事実と違うことを書いてしまうことです。

意外にも、事実と違うと発覚するケースは多いです。

例えば、会社の在籍期間を実際の就業期間より長く履歴書に記載したとします。入社後の社会保険加入手続きのときに提出する、年金手帳に記載される厚生年金加入期間と履歴書に記載される前職の在籍期間に違いがあった場合、すぐに虚偽の履歴書だとわかってしまいます。

その他にも、採用後に発覚されるケースが複数あります。その場合、経歴の詐称として、懲戒解雇の対象になりかねません。

そうなると、虚偽の報告をする方だと、要注意人物と見なされ、求人の紹介を受けにくくなってしまいます。

また、転職エージェントに登録した時に、数年前の登録情報と違う?といったケースもよくあります。周りのエージェントとの会話でも、「以前登録の転職活動をした時に、◯◯の会社に就職したんだ。」というように覚えていることがしばしばです。

書類作成時には就業期間などよく調べておきましょう。

 

転職エージェントの勧める求人を見定める

転職エージェントに登録し、面談の時に職種などの希望条件を伝えると、5件から50件程度求人の紹介を受けます。それらを一つ一つに目を通して、応募するかしないかを自分で決めていきます。

エージェント担当者から全ての採用企業に関する説明を受けることはありませんが、数が少なければ簡単なコメントを転職者に伝えることがあります。

そのコメントにはその業界の最新情報や企業のホームページに知らない情報もあります。しかし、中には転職エージェント側の都合で、転職エージェントが早く内定者を出したいという思惑で応募をうながす場合があります。

それは、採用企業側から強いプレッシャーを転職エージェントにかけられている場合や、転職エージェントも営業活動を行っていますので、目標数値(応募数や採用決定数)を迫られているからです。

転職エージェントの都合の良い表現をする場合は、採用企業の社風や給料相場などです。

その場合、社内の社風を調べるツールとして、採用企業の既存社員もしくは退職した社員が投稿する口コミサイトで企業リサーチすることが有効です。

『VORKERS』

https://www.vorkers.com/

こちらのコメントには、不満を持って退職した社員が企業へのコメントもあり、主観の入ったコメントも多数見受けられるため、全てを鵜呑みにしないよう、慎重に読み進めるようにしましょう

あくまで転職エージェントのコメントの裏取りや、一部の意見、見解と見て考え応募可否を決めるための情報収集としないようにしなければ、間違った意思決定になりかねませんので注意しましょう。

 

複数の転職エージェントに登録する

複数の転職エージェントを利用することのデメリットは、転職エージェントに登録し、直接あったり、電話で面談したりしなければならず、手間がかかりますが、それ以上に得られるメリットがあります。

下記の2点が大きなメリットです。

  • 各会社の非公開求人を紹介してもらえる
  • 自分にあったエージェント担当者に出会う確率が上がる

良い転職エージェント担当者に出会うことが、転職を成功させる大きな要因の一つになります。エージェント選びは、やはり自分に合うか合わないかといった基準で選ぶことが重要です。

 

すぐに転職すると伝える

転職エージェント担当者から必ず質問を受ける一つに、転職時期を確認されます。

大半が、「良いところがあればすぐに」、「1か月以内」、「3か月以内」、「時期は決まっていないが転職を考えている」といった具合です。

その場合は、「良いところがあればすぐに」と回答しましょう。そうすることにより、転職エージェントの優先度が上がります。就業中の方の本音は「現職のことを考えると3か月以内は時間が欲しい」と思うのが大半です。

しかし、転職エージェントとしては、採用企業が3か月先の入社する方に内定を出す、すなわち内定を出してから入社まで待つ、ということはあまりないことを知っています。

そのため、転職エージェントからすると、求人を紹介する優先度が下がってしまい、あまり求人を紹介してもらえない可能性があります。

求人を紹介してもらえないと、転職活動の第一歩にならないので、「良いところがあればすぐに」と回答することで、より早く情報を提供してもらえるようにしましょう。

 

複数のエージェントから同じ企業に応募しない

複数の転職エージェントに登録していても、同じ採用企業に応募しないようにしましょう。転職サイト経由の場合でも同様です。同タイミングで応募した場合、採用企業としてもどちらの転職エージェントと対応して良いか困惑してしまいます。

その場合、必ず採用企業側から両方の転職エージェントに連絡がいきますので、結果的に採用企業と転職エージェントの双方に、情報管理ができない転職者という見られ方をされ、応募が出来なくなったり、転職エージェントからサービスが受けれなくなることもありますので、注意しましょう。

 

7.まとめ

第二新卒として転職活動して、キャリアアップを実現させるために、転職エージェントの活用方法と注意点をまとめました。こちらをご覧になっている方は、転職を検討されている方が多いと思います。迷っていたり、検討している方は転職エージェントに登録し、実際に面談してみることをおすすめします。

 

第二新卒におすすめの転職エージェント

キャリアアップ、求人数など総合的なサービスを重視したい

マイナビエージェント
新卒採用での知名度が抜群。第二新卒でも利用企業多数

パソナキャリア

女性の転職に強い。面談時に配布される転職必勝ガイドがおすすめ

dodaエージェントサービス

応募書類の添削、選考対策が万全。

リクルートエージェント

業界、求人件数共にNo1。

ワークポート

キャリアカウンセリングが丁寧。IT系に強みを持つ。

JACリクルートメント

ハイスキルの求人多数。有資格者におすすめ。

 

経歴に自信がないので、手厚いサポートを重視したい

ハタラクティブ

首都圏に強い。第二新卒に特化したエージェントとしてNo1.

ジェイック

10日間のビジネスマナー研修あり。正社員未経験の人におすすめ。

就職ショップ

就職窓口を設置しています。まずは相談からという方におすすめ。

第二新卒ナビ(ウズキャリ第二新卒)

入社後も3か月間のサポートで定着率94.7%。

第二新卒エージェントneo

他のエージェントを利用して、担当者が合わなかったときにおすすめ!

 

こちらの記事が皆さまの転職の成功につながれば幸いです。