「スポーツ業界の中でどのポジションがおすすめなのか知りたい」
「スポーツ業界が盛り上がっているので気になっているが、情報が少ない」
「スポーツ業界の待遇が知りたい」
スポーツ業界への転職をお考えではありませんか?
スポーツ業界はプロリーグ化されたイメージもあり、華々しい印象で人気がある業界ですが、求人数はあまり多くありません。業界研究をせず転職してしまうと、「イメージと違った」、などと転職のミスマッチになりかねません。
こちらのページでは、スポーツ業界への業界調査や情報収集、非公開求人を効率よく収集する手段として転職エージェントの活用をおすすめしています。
おすすめの転職エージェントと活用方法のコツをご紹介します。こちらを読めばスポーツ業界への転職の成功に一歩近づくことができるでしょう。
1.スポーツ業界について
スポーツ業界への転職先はおおよそ5つに分けられます。
スポーツ業界への転職分類
- スポーツ用品メーカー系
- スポーツ施設・スクール・フィットネス系
- スポーツ用品小売り・店舗系
- スポーツメディア・イベント系
- スポーツチーム・団体系
スポーツに関連する事業でありますが、それぞれ求められるスキルやポジションが違います。
またスポーツ業界は他の業界と比較して、引退スポーツ選手など縁故採用で決まるポジションもあり、比較的求人が少ない業界と言われていました。昨今ではプロ野球、サッカー、バスケットに続き幅広いスポーツが注目を集めており、異業種から人材を採用しようとする動きが出てきています。
しかしながら、スポーツメーカーなどを除きまだまだ収益化が果たせていないような成長段階の場合、待遇面が悪く給料が上がらないということも珍しくありません。
転職活動で必要なことは、業界の最新の動向や将来性、各求人企業の採用目的、職場の風土など多角的に情報収集を行い、ミスマッチを防いでいくことが大切です。
今後伸びていくスポーツ事業でのキャリア選びとして転職を成功させるためにおすすめの転職エージェントと活用方法をご紹介します。
転職エージェントのサービス
転職エージェントが提供してくれるサービスはこちらです。
サービスの概要
- 最新の業界情報を教えてくれる
- キャリア相談に乗ってくれる
- 非公開求人を紹介してくれる
- 履歴書・職務経歴書を添削、面接対策をしてくれる
- 希望条件に合った求人検索、応募、面接日時の調整を代行してくれる
- 年収交渉を代行してくれる
転職エージェントを経由して応募するメリットは、転職サイトに掲載されていないような非公開求人を紹介してくれるだけではありません。スポーツ業界の経験が浅くても「推薦状」としてあなたの人間性や魅力をPRしてくれます。実際に会わないと伝わりにくいヒューマンスキルなどプッシュしてくれるため、書類選考が通りやすくなります。
2.スポーツ業界におすすめの転職エージェント
SPORT LIGHT(dodaエージェント)|キャリアコンサルティングが丁寧
『SPORT LIGHT(dodaエージェント)』は、業界No2のパーソルキャリアが運営するスポーツ人材に特化した転職サービスです。リクルートやパソナキャリアなどの他の大手転職エージェントでは行っていないエージェントスタイルです。独自のコンテンツで『スポーツ職種辞典』は仕事内容が分かりやすく、おすすめです。
大手エージェントならでは大手企業や各団体とのコネクションがあり、求人が豊富ですので、登録すべき転職エージェントです。
特徴・得意領域
- スポーツ用品メーカー系
- スポーツ施設・スクール・フィットネス系
- スポーツ用品小売り・店舗系
- スポーツメディア・イベント系
- スポーツチーム・団体系
- dodaエージェントはキャリアコンサルタントが丁寧に面談してくれる
- スポーツの現場で活躍する社員のインタビューやスポーツ職種辞典などコンテンツが充実
ウィルオブ・スポーツ|独自の業界ネットワークで求人多数
『ウィルオブ・スポーツ(旧:マーススポーツエージェント)』は、スポーツチームや団体へのコンサルティング、各種イベント開催、採用支援を行うスポーツ事業に特化したベンチャー企業です。スポーツ業界の各方面にコネクションがあり、独自のネットワークで求人を取り扱っています。
スポーツ業界の実際に働く職場に関する情報が少ないという課題から、スポーツ人材を育成するという目的で業界担当者を招き講義を実施しています。(MARS CAMP)一回に講義に8千円程度となっており高額ですが、アディダスジャパン、清水エスパレスなどの業界人の話を聞けるため、好評です。
特徴・得意領域
- スポーツ用品メーカー系
- スポーツ施設・スクール・フィットネス系
- スポーツチーム・団体系
- MARS CAMP受講者など独自のネットワークにより独占求人あり
- スポーツチームの営業支援やイベント運営などの受託事業など他の事業を行っており、業界情報に精通
リクルートエージェント|業界No1.転職ノウハウが充実
『リクルートエージェント』は、業界No1の転職エージェントです。スポーツ業界に特化していることではありませんが、スポーツメーカーなどの求人を扱っています。横浜DeNAなどの成長している領域のスポーツチームの求人があり、求人情報を紹介してもらうだけでも登録する価値ありの転職エージェントです。
特徴・得意領域
- スポーツ用品メーカー系
- 業界No1の転職実績。各企業の選考対策のノウハウが充実している
- 全業界・全職種に対応しているため、キャリアチェンジの転職に強い
アズール&カンパニー|外資アパレルスポーツブランド希望者向け
『アズール&カンパニー』は、ファッション、高級ラグジュアリー関連分野に特化した転職エージェントです。外資系企業の求人が多いことが特徴です。店舗・ECなどとカテゴリごとに専門チームが担当してくれますので、アパレルスポーツを希望する場合に登録しておきましょう。
特徴・得意領域
- スポーツ用品メーカー系(外資中心)
スポナビキャリア|スポーツ選手・体育会系の転職に強い
『スポナビキャリア』は、引退スポーツ選手や体育会系向けに特化した転職エージェントです。転職先をスポーツ業界に特化しているわけではありませんが、スポーツで培ったヒューマンスキル活かして転職を支援するスタイルから一部スポーツ関連の求人を扱っています。
特徴・得意領域
- スポーツ用品小売り・店舗系
- スポーツ選手・アスリート・体育会系出身者の転職支援に特化
- 社会人未経験でも丁寧にキャリア相談してくれる/li>
PLMキャリア|異業種からスポーツ業界への転職に強い
『PLMキャリア』は、プロ野球パリーグ6球団が出資して設立されたサービスです。プロ野球に関わらず、他のスポーツも対応しています。PLMキヤリアのミッションの一つに「優秀な人材をスポーツ業界外から業界内へ採用する」として、スポーツ業界への転職に力を入れています。求人は他と比べると少ないですが、業界精通のキャリアコンサルタントが在籍しており、業界内で評判です。
特徴・得意領域
- スポーツメディア・イベント系
- スポーツチーム・団体系
- 業界有識者がキャリアコンサルタントとして担当してくれるため情報通
ビズリーチ|スポーツチーム・協会関連のハイクラスポジション向け
『ビズリーチ』は、年収500万以上のハイクラス向けの転職サイトです。転職エージェントとしてのサポート機能はなく、こちらのサイトに登録しておくと転職エージェントから求人を紹介してくれます。複数の転職エージェントから連絡を受けますが、転職エージェントの経歴や紹介案件から好みの担当者を選ぶことができます。
ビズリーチ自体も転職サイトのサービスがあり、スポーツ事業特集求人を掲載しています。
スポーツ関連事業が成長産業であることから力を入れています。転職エージェントを積極的に活用しなくとも、受動的に情報収集したいときおすすめです。
特徴・得意領域
- 高年収・ハイクラス向けの求人を紹介してくれる
- 独自のスポーツ団体とのコネクションがあり、特集案件が掲載される
3.転職エージェントの登録の流れ
①登録する
PCやスマートフォンで2分~5分程度で登録が可能です。
名前、住所、年齢、電話番号、メールアドレス、会社名、資格など決められた項目に沿って入力していきます。
②連絡がくる
登録が完了すると転職エージェント担当者から電話もしくはメールで面談日時の連絡がきます。面談の場所はエージェントのオフィスで行います。現在働かれている方は勤務の後の19時以降や土日など面談可能な候補日をいくつか準備しておくと良いでしょう。
③個別面談に行く
面談は直接対面もしくは電話面談を行います。面談の際は履歴書と職務経歴書を持参します。事前にメールなどでデータを送っておけば不要です。面談時には、経験のヒアリングや転職理由、次の仕事の希望条件を確認されます。資格取得後のキャリア相談など幅広い相談に対応しています。
④求人紹介を受ける
面談で聞き取りが終わると、面談の最中もしくは終了後に求人を紹介してもらえます。2~20件程度紹介してくれる場合が多いです。
気になる所について、転職エージェントでも分からなければ、担当者経由で求人企業へ確認してくれますので、十分理解した上で応募意思を固めることができます。
⑤職務経歴書の添削
こちらは必要に応じて行います。修正すべき個所を教えてくれます。提出する書類に不安のある人はぜひアドバイスを受けるようにしましょう。
⑥応募する
企業への応募は転職エージェント経由で応募します。
その場合、応募書類はエージェントとの面談時に提出した書類を企業に提出するため、応募時には改めて書類を作成する必要はありません。
応募の都度、写真の準備や経歴書を準備するのは大変ですので非常に助かるサービスです。
人によってまちまちかもしれませんが、書類選考通過率はかなり高いと思います。これまで転職サイトなどを利用していた時と比べると格段に確率は上がると思います。
⑦面接対策
企業の書類選考が通過し、面接が決定した場合、事前に面接に向けて準備しておくべきポイントを教えてくれます。例えば過去に質問されたリストや知っておくべき業界知識やニューストピックなど様々です。
その他、選考の流れをも事前に教えてくれます。1次面接は現場担当者、2次面接は人事責任者といったように事前に会う人を教えてくれるだけでも心の準備ができるので、安心できることでしょう。
⑧採用企業との面接
面接の結果は転職エージェント経由で連絡がきます。
面接で上手く説明できなかった、PR出来なかった場合には転職エージェントから追加であなたの魅力を採用企業へプッシュしてもらうことが出来ます。
⑨内定、給与交渉
内定後の入社までの調整もすべて転職エージェントが行ってくれます。
4.転職エージェントを120%使いこなす7つのコツ
1.すぐに転職すると伝える
転職エージェント担当者から必ず質問を受ける一つに、転職時期を確認されます。
大半が、「良いところがあればすぐに」、「1か月以内」、「3か月以内」、「時期は決まっていないが転職を考えている」といった具合です。その場合は、「良いところがあればすぐに」と回答しましょう。
そうすることにより、転職エージェントの優先度が上がります。求人を紹介してもらえないと、転職活動の第一歩にならないので、「良いところがあればすぐに」と回答することで、より早く情報を提供してもらえるようにしましょう。
2.求人企業の採用目的や求める人物像を確認しておく
転職エージェントは求人企業から人材確保の依頼を受けて募集を行っています。「即戦力を求めているのか?」、「欠員補充なのか?」、「未経験からでも教育していく姿勢で素直な人を求めているのか」など求める人物像によって選考段階でのPRポイントが変えると効果的ですので、必ず確認しておきましょう。
3.面接対策は転職エージェントを利用して万全にする
転職活動で避けて通れない面接を突破するために転職エージェントを上手く利用して、面接対策を万全にしていきましょう。転職エージェントが面接対策をしてくれることは以下の3つです。
- 過去に行った面接の質問事例、評価ポイントを教えてくれる
- 採用活動の経緯や採用したい人物像を教えてくれる
- 模擬面接をしてくれる
求人企業と面接でぶっつけ本番で臨んでしまうと、面接の独特の雰囲気や質問の数々で緊張して上手く話せないということは良くある話です。事前の情報をもとに頭の中でシミュレーションを立てる、想定質問集に対して、回答例を準備しておくなどの準備をするだけでも面接の出来栄えは違います。
また、転職エージェントが行ってくれる模擬面接も有効です。本番同様の面接の流れを再現し、想定される質問を行います。志望動機など説明していくうちにスラスラと話せるようになりますので、繰返し練習しておくと面接力アップにつながります。
4.複数の転職エージェントに登録する
こちらの記事で紹介した転職エージェントは扱っている求人や転職支援するスタイルが違います。転職エージェントを複数登録することで、自分に合った転職エージェントのスタイルや担当者を見つけることができます。転職エージェントも相性の良し悪しがありますので、あわないと感じた場合は利用を控えても問題ありません。2~3社登録してか自分に合った転職エージェントを見つけると良いでしょう。
5.嘘をつかない
履歴書や職務経歴書や面接での応答で事実と違うことを伝えることはNGです。業務内容や勤務歴など経歴を良く見せようとしたい気持ちが出るのは自然のことですが、あなたの経歴で採用する企業は見つかりますので、経歴について嘘をつくことはデメリットが大きすぎるため、控えましょう。
6.複数の転職エージェント経由で同じ企業に応募しない
複数の転職エージェントに登録していても、同じ採用企業に応募しないようにしましょう。転職サイト経由の場合でも同様です。同タイミングで応募した場合、採用企業としてもどちらの転職エージェントと対応して良いか困惑してしまいます。
7.定期的に連絡を取っておく
キャリアコンサルタントから定期的に「転職活動のご状況は?」、「紹介した求人案件への興味は?」、「希望条件に変わりはないか?」というように連絡が来ます。
転職エージェント側のシステム・データベースで、転職者一人ひとりの履歴が保存されています。こちら側の状況を伝えておくと、その内容と最終連絡日の履歴が残ります。そうするとエージェントとしては、「まだ転職活動見込みがありそうだ」ということになり、新しく求人が発生した場合など、優先的に紹介してくれる確率が上がります。
メールや電話でなくとも転職エージェントの登録者が利用するシステムへのログイン日も一つの基準になります。定期的にログインしておくなどしておくとおすすめです。
5.転職エージェントで上手くいかなかった場合
転職エージェントが合わないと感じたり、転職支援を受けられなかった場合は転職サイトを活用しておきましょう。
転職サイトは、転職エージェントのような担当者がつきませんので、自身で求人を検索して応募となります。その場合は求人数が多いものから登録していくと良いでしょう。
おすすめの転職サイト
リクナビNEXT
『リクナビNEXT』は、業界最大手のリクルートが運営する転職サイトです。求人数は断トツです。リクナビNEXTに掲載される求人のうち85%が他の転職サイトや転職エージェントにないものとなっています。
スカウトメールやオファーメールなど大量にメールが送られてくるため、対応に手間がかかりますが情報収集としても有効です。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
スポーツ業界は成長産業として注目を集めており、転職希望者が増えています。しかしながら業界の将来性や選考対策など情報収集が欠かせない領域です。
スポーツ業界の転職に転職エージェントの活用をおすすめしています。こちらの転職エージェントを2~3社程度登録しておき、情報収集を進めるとともに希望に近い求人を紹介してくれる転職エージェントに絞って、利用することが効果的です。
おすすめ転職エージェントまとめ
・SPORT LIGHT(dodaエージェント)|キャリアコンサルティングが丁寧
・ウィルオブ・スポーツ|独自の業界ネットワークで求人多数
・リクルートエージェント|業界No1.転職ノウハウが充実
・アズール&カンパニー|外資アパレルスポーツブランド希望者向け
・スポナビキャリア|スポーツ選手・体育会系の転職に強い
・PLMキャリア|異業種からスポーツ業界への転職に強い
・ビズリーチ|スポーツチーム・協会関連のハイクラスポジション向け
こちらの記事が皆様の転職活動のお役に立てれば幸いです。