・どこか良いスタートアップ・ベンチャーを探している
・スタートアップへの転職事例を知りたい
・今の経歴で活躍できるベンチャーの求人を探している
ベンチャー・スタートアップへの転職を考えていませんか?
ベンチャーへの転職に失敗するケースも多く、それらの理由は「事業が上手く伸びなかった」、「思っていたのと少し違った」などと様々です。転職を考えているときには情報収集が何よりも大切です。
ベンチャーへの転職に成功している人の共通.は知人の紹介もしくは転職エージェント経由で転職しています。こちらのページでは、ベンチャーへの転職におすすめの転職エージェントと活用方法をご紹介します。
1.ベンチャーへの転職は情報収集がキモ
昨今では、資金調達環境が進みつつあり、総合商社や投資銀行、コンサル出身者がベンチャーへ転職するケースが増えてきています。あえてスタートアップや成長期のベンチャーへ転職することでキャリアの稀少性と市場価値を上げたいと考える人が増えてきています。
しかしながら、ベンチャーへの転職について「会社の将来性」、「待遇はどうか」、「入社した後に活躍できるのか?」など不安に感じる人も多いです。
ベンチャー転職に必要なことは、自分が活躍できる会社選びです。伸びていくベンチャーにはいくつかの特徴がありますので、以下のポイントを参考にしてみてください。
自分でも調べられる伸びるベンチャーの見極めポイント
- 経営層だけの人間性・優秀さだけでなく、現場社員も優秀か?
- 優秀なCFOを置いているか?
- 戦略コンサル出身、投資銀行出身者が働いているか?
- 同業のベンチャー企業があるか?成長しているか?
- 資金調達、投資を受けられているか?
- 退職者の辞めた理由は何か?
- 事務所の移転履歴は?オフィスは豪華すぎないか?
基本的には働く人やマーケット、資金面から調査していくと良いでしょう。特に働く人については、今後伸びていくかどうか左右する非常に大切なポイントです。経営陣が優秀であることはもちろん、現場社員が優秀かどうかも大切です。
資金面は有名ベンチャーキャピタルや大手から資金調達できているかなども信頼性が高まります。同じような視点で、投資銀行出身者は企業の財務、ビジネスモデルの分析を専門にしていることもあって、そのような人が入る企業であれば、良さそうだと考えることも出来ます。興味のあるベンチャー企業のホームページや転職口コミサイト、転職エージェント、周囲からの評判からは幅広く情報収集しておくと良いでしょう。
また、ベンチャー企業の求人を探しても、ホームページの採用ページ以外には多く出回りません。特に転職サイトなどは求人数が多すぎて知名度の低いベンチャーは埋もれてしまうことが多く、あまり掲載されていません。
求人を探すには転職エージェントの活用をおすすめしています。一般に掲載されていない非公開求人はもちろん、ベンチャー業界の最新情報や企業内部情報など、ベンチャーの見極めポイントで紹介した情報を持っているエージェントを活用することが情報収集と求人収集を行う上で有効です。
転職エージェントのサービス
転職エージェントが提供してくれるサービスはこちらです。
サービスの概要
- キャリア相談に乗ってくれる
- 非公開求人を紹介してくれる
- 履歴書・職務経歴書を添削、面接対策をしてくれる
- 希望条件に合った求人検索、応募、面接日時の調整を代行してくれる
- 年収交渉を代行してくれる
ベンチャー企業は人が足りない場合、人事確保の採用業務をエージェントに依頼し、開発業務等に集中していることが多いです。一部のエージェントは特定企業の独占案件を持っていますので、それらの優良案件を紹介してもらうためにも登録しておくことをおすすめしています。
2.ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職エージェント7選
リクルートエージェント
『リクルートエージェント』は、業界No1の転職エージェントです。業界問わずベンチャー企業の求人を扱っていますので、まずは登録しておくべきエージェントです。公開求人数が少なく、非公開求人を多く保有しています。登録しておくと希望条件に近い求人を大量に紹介してくれます。業界情報や採用トレンドを知る上でも役に立ちます。
担当者によって業界知識の偏りがあると言われていますが、『AGENT Report』など蓄積された選考ノウハウなど有効です。
概要・特徴
- 求人数・転職実績業界No1を誇る転職エージェント
- ベンチャーの求人情報収集にとしても有効
dodaエージェントサービス
『dodaエージェントサービス』は、業界No2の転職エージェントです。求人数はリクルートエージェントに劣らず豊富に保有しています。すすめしたい点はキャリアアドバイザーの質が高いことです。キャリア相談や履歴書や応募書類の添削など丁寧に対応してくれますのでおすすめです。大手の中でもIT・WEB系の企業に強いことが特徴です。アーリーステージからメガベンチャーまで網羅しています。
概要・特徴
- キャリアアドバイザーの質が高く、面談は高評価◎
- 大手エージェントの中でもIT関連の求人に強い
JACリクルートメント
『JACリクルートメント』は、業界No3の外資系転職エージェントです。外資系企業ですがサービスは他の国内転職エージェントと変わりません。高年収、管理職などハイクラス向けの求人を専門にしています。ベンチャーでもCXO、事業責任者、部長クラスの求人も多く、企業の営業担当者から直接求人を紹介してくれますので、求人情報も細かく、企業への営業力も高めです。ベンチャーへの転職でも年収にこだわりたい人はおすすめです。
概要・特徴
- 高年収、管理職のハイクラス転職に特化
- 企業への担当者が直接求人を紹介してくれるスタイル
クライス&カンパニー
『クライス&カンパニー』は、マネージャー以上のハイクラスを中心に転職支援を行っています。その他コンサルタント、エンジニア関連の高専門職種の転職支援を行っています。ハイクラスを専門にしているだけあって、キャリアコンサルタントの質が高く、丁寧な面談をしてくれます。中・長期的な視点からキャリアを考えてくれるため、ベンチャーに転職した後についても、しっかりと考えてくれます。
概要・特徴
- ベンチャーでマネジメントを希望するなら登録すべき
- キャリアコンサルタントの質が高く、企業とのコネクションあり
ギークリー
『ギークリー』は、IT・Web業界に特化し2011年設立の比較的新しい転職エージェントです。ベンチャー企業のCXOのポジション、新規事業開発メンバーといった独占案件も保有しており、特定の企業へのコネクションが強いです。紹介される求人は書類選考の通過率が高くおすすめです。
概要・特徴
- IT・Web系のベンチャーへの転職に強い
- 紹介される求人企業への営業力・年収交渉力高い
ビズリーチ
『ビズリーチ』は、年収500~600万以上のハイクラス向けの転職サイトです。転職エージェントとしてのサポート機能はなく、こちらのサイトに登録しておくと転職エージェントから求人を紹介してくれます。複数の転職エージェントから連絡を受けますが、転職エージェントの経歴や紹介案件から好みの担当者を選ぶことができます。
その他には企業から直接面談オファーが来る場合があり、面談形式で会うことができますので、興味のある企業は連絡しても良いでしょう。
無料プランもありますので、転職エージェントを積極的に活用しなくとも、受動的に情報収集したいときおすすめです。
概要・特徴
- ハイクラス転職では登録すべきエージェントの紹介サイト
- 無料プランもあり、十分転職活動で使える
プロコミット
『プロコミット』は、スタートアップからメガベンチャー、IPO準備企業などベンチャー企業を中心に求人を扱っている転職エージェントです。ヘッドハンティングも手掛けていることもあり、企業とのコネクションがあります。転職者の経験や志向に合ったベンチャーの成長ステージの企業を紹介してくれるなど、マッチングに力を入れています。ベンチャー転職を考えるならば登録しておくべきエージェントです。
概要・特徴
- スタートアップからメガベンチャーまで求人豊富
- ヘッドハンティングも手掛けており、担当者が優秀
Goodfind
『Goodfind』は、インターン就活などを手掛けるスローガン株式会社が運営するエージェントです。スタートアップ、ベンチャー転職に特化して求人を紹介してくれます。
それぞれの求人企業のマーケットの将来性や競合優位性などを加味して、求人情報を紹介してくれます。ベンチャーへの転職に情報不足に不安がある人は話を聞くだけでも、有効です。
概要・特徴
- スタートアップに特化しており、独自の求人フィルターで厳選してくれる
アマテラス
『アマテラス』は、戦略コンサルファーム(ドリームインキュベータ)出身者が創業したスタートアップ専門の転職エージェントです。ベンチャー企業への戦略構築、事業立ち上げ等の経験を活かし、『日本からGoogle・Facebookを100社創出する』というビジョンのもとスタートアップの人的支援を行っています。ビジネスモデル審査等の視点から企業を選んで紹介してくれます。
概要・特徴
- アマテラスの代表(DI出身者)がCEOと直接面談した企業の求人を紹介してくれる
3.情報収集におすすめの転職サイト
Wantedly
『Wantedly』は、ビジネスSNSと位置付けられているサイトです。求人は掲載されていますが、通常の転職サイトと違い書類選考~面接の流れと違い、まずは会って話を聞いてみるところからスタートします。気になるスタートアップやベンチャーに面談もしくはSkype等で話を聞くことができます。通常のコンタクトでは会えないような方や情報を聞けますので情報収集として良いツールです。実際に応募することができ、選考に進むことも可能です。
OpenWork(旧:Vorkers)
『OpenWork(旧:Vorkers)』は、在籍社員や退職した社員が投稿する口コミサイトです。「組織体制・企業文化」、「年収・給与」、「退職検討理由」などの9つの項目について投稿されています。
その他の口コミサイトはキャリコネ、転職会議などがありますが、投稿内容が雑な印象があります。匿名情報であるため、参考程度に見ておくと良いでしょう。
4.転職エージェントの有効活用のコツ7つ
求人企業の採用目的や求める人物像を確認しておく
転職エージェントは求人企業から人材確保の依頼を受けて募集を行っています。「即戦力を求めているのか?」、「新規取引先の開拓を愚直に行える人材を探しているのか?」、「新人を教育できる人材か」など求める人物像を確認しておきましょう。
選考段階ですぐに活躍できることをPRするために事前に必ず確認しておきましょう。
複数の転職エージェントに登録する
こちらの記事で紹介した転職エージェントは扱っている求人や転職支援するスタイルが違います。転職エージェントを複数登録することで、自分に合った転職エージェントのスタイルや担当者を見つけることができます。転職エージェントも相性の良し悪しがありますので、あわないと感じた場合は利用を控えても問題ありません。2~3社登録してか自分に合った転職エージェントを見つけると良いでしょう。
複数の転職エージェントに登録しておくと、エージェント各社が持っている業界情報を比較することができます。大手総合エージェントとベンチャー専門の転職エージェントを併用すると効果的です。
すぐに転職すると伝える
転職エージェント担当者から必ず質問を受ける一つに、転職時期を確認されます。
大半が、「良いところがあればすぐに」、「1か月以内」、「3か月以内」、「時期は決まっていないが転職を考えている」といった具合です。その場合は、「良いところがあればすぐに」と回答しましょう。
そうすることにより、転職エージェントの優先度が上がります。ベンチャーなど事業拡大に向けて増員させるケースが多いため、スピード感があります。
求人を紹介してもらえないと、転職活動の第一歩にならないので、「良いところがあればすぐに」と回答することで、より早く情報を提供してもらえるようにしましょう。
面接対策は転職エージェントを利用して万全にする
転職活動で避けて通れない面接を突破するために転職エージェントを上手く利用して、面接対策を万全にしていきましょう。転職エージェントが面接対策をしてくれることは以下の3つです。
- 過去に行った面接の質問事例、評価ポイントを教えてくれる
- 採用活動の経緯や採用したい人物像を教えてくれる
- 応募書類を添削してくれる
選考する担当者、経営層の評価するポイントや過去の採用傾向、入社後に活躍している人材の特徴など事前に聞いておくと、面接対策が行いやすいので確認しておきましょう。
定期的に連絡を取っておく
キャリアコンサルタントから定期的に「転職活動のご状況は?」、「紹介した求人案件への興味は?」、「希望条件に変わりはないか?」というように連絡が来ます。
転職エージェント側のシステム・データベースで、転職者一人ひとりの履歴が保存されています。こちら側の状況を伝えておくと、その内容と最終連絡日の履歴が残ります。そうするとエージェントとしては、「まだ転職活動見込みがありそうだ」ということになり、新しく求人が発生した場合など、優先的に紹介してくれる確率が上がります。
メールや電話でなくとも転職エージェントの登録者が利用するシステムへのログイン日も一つの基準になります。定期的にログインしておくなどしておくとおすすめです。
複数の転職エージェント経由で同じ企業に応募しない
複数の転職エージェントに登録していても、同じ採用企業に応募しないようにしましょう。転職サイト経由の場合でも同様です。同タイミングで応募した場合、採用企業としてもどちらの転職エージェントと対応して良いか困惑してしまいます。
複数のエージェントから紹介を受けた場合、会社規模の大小にかかわらず求人企業とのコネクションが強そうなエージェントから推薦してもらうことがおすすめです。
企業への紹介実績がある良いエージェントの場合、書類選考通過率が高い傾向にありますので、面談の時の求人企業の情報の深さなどから判断しておくと良いでしょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職エージェント7選
大手総合系
・リクルートエージェント|業界No1.求人数、選考ノウハウ豊富
・dodaエージェントサービス|キャリアコンサルタントの質が高く、面談がおすすめ
・JACリクルートメント|外資、ハイキャリア専門。
ベンチャー・ハイクラスに強い
・クライス&カンパニー|マネジメント、エンジニア系高専門職に特化
・ギークリー|IT・Web業界に特化。特定の企業へのコネクションあり
・ビズリーチ|転職エージェントの担当者を選ぶことができる
ベンチャー・スタートアップに特化
・プロコミット|ヘッドハンティング系のベンチャーに特化したエージェント
・Goodfind|マーケットの将来性、競合優位性など考慮した求人を紹介
・アマテラス|戦略コンサル出身者が独自のフィルターでベンチャー求人を紹介
情報収集におすすめの転職サイトまとめ
・Wantedly|面談形式で会うことができるビジネスSNS
・OpenWork|転職口コミサイト。参考程度の活用がおすすめ
こちらの記事が皆様の転職活用のお客に立てれば幸いです。