東京で転職するなら知っておくべきメリット・デメリットを徹底解説!

東京で、いい会社があれば転職したいと考えていませんか?

就職や転職のために、東京都内で仕事を探す人は多いと思います。総務省統計局が発表する「住民基本台帳人口移動報告」によると毎年40万人以上の人が東京都へ引越しをしています。そして、毎年数万人ずつ増加しています。

東京へ上京する目的の上位にあるのが

①希望の仕事に就職したい

②地方だと仕事が少ない

③給与や待遇が良い企業が多そう

④東京で趣味やプライベートを充実させたい

⑤田舎から離れて、便利な都会に行ってみたい

など、主に理由を大きく分けると「就職、転職のため」、「プライベートを充実させるため」、「東京という場所への憧れ」などを理由に多くの人が移住を含め、他の都道府県からも通勤しています。

他の都道府県と比較して企業数や求人数も圧倒的に多いため、仕事を探すことには困らないでしょう。しかしながら、全員が東京に来て良かったと思っているわけではありません。

口コミ

就職を期に、妻と一緒に福島の会津から関東へ出てきました。子供が産まれたのをきっかけに東京へ引越し、小学校あがると同時に23区へ引越して今に至ります。地方から見てたときは、きっといつかは田舎に帰りたくなるんだろうなと思っていたのですが、今この瞬間の思いとしては、ずっと東京に住んでいたいなと思っています。好きですよ、東京。(GOODと回答 35歳 男性 東京)

向上心のある人にとってはたくさんチャンスがある場所。家族と自然に囲まれてゆっくりとした生活を送りたい人にとってはちょっと窮屈な場所。(BADと回答 35歳 女性 東京)

東京で暮らすようになるまでは、東京には冷たい印象しかありませんでしたが、いまでは、いろんな温かい出会いをくれる東京が好きです。東京は、街は冷たいですが、そこにいる人は温かい気がします。(GOODと回答 26歳 女性 東京)

出所:「ほぼ日の東京特集 東京アンケート」

など、住んでみて人によって様々な印象を持っています。

周りの話を聞いていると、「自分でもやっていけるか?」、「仕事を見つけることができるか?」と不安に思うこともあるでしょう。

こちらのページでは東京で転職を考えている人に向けて、東京で働くメリットとデメリットを押さえて、デメリットと言われるポイントへの対処法を解説します。

こちらを読めば、東京での転職への不安が解消され、希望している東京での転職の成功へ近づくことでしょう。

 

東京で働くメリット・デメリット

1.東京転職のメリット

1-1.転職求人数が多い

東京都の転職市場において、国内の求人件数の中でも群を抜いて多いです。

こちらは人材会社最大手のリクルートエージェントの求人件数の都道府県別の件数を表したグラフですが、中部、近畿、四国、中国、九州地方全ての求人件数を足しても東京都の求人件数より少ないということが分かります。企業数も圧倒的に多く、他のエリアで広範囲に仕事を探すより選択肢が多いです。

 

1-2.求人の種類が多い

求人の種類が多いことが多いことが特徴です。利便性が高く、企業数が多いことから本社を東京に構えている企業が多いため、他のエリアではないような本社業務の求人があります。また、外資系企業、ベンチャー企業、IT関連企業の多くは東京に拠点を持っているため、他のエリアにはないような業界にチャレンジできることが特徴です。

 

1-3.高待遇、高年収の求人が多く、年収アップ

東京都の平均年収が615万5千円と厚生労働省より統計が出ています。全国平均420万円と比較して遥かに高い年収と言えるでしょう。

高待遇の求人が多い理由として、「人材不足」、「専門性が高い」、「大手・優良企業が多い」ことが挙げられます。20代未経験の人でも、年収400万円の求人がかなりの数があるため、チャレンジ次第では全国平均年収を超えることも可能です。30歳で年収1,000万に到達する人も珍しくありません。

 

1-4.交通移動手段が豊富

JR、私鉄、バスなどの交通機関が充実しています。都心では通勤時間帯は2~5分おきに電車がくるような路線が多数あるため、乗り遅れなどの心配がありません。

しかしながら、本数が多いものの利用客数も多く満員電車になる人気路線があります。女性の方には女性専用車両など配慮されています。上京する人にとって一番大変に感じるところは毎日利用する通勤電車でしょう。

上京する時は、路線バスはもちろんのこと、どの路線が良いのかさっぱり分かりませんので住まいを選ぶのと同様に勤務地について、十分に調べておきましょう。

 

1-5.休日や勤務後の過ごし方が充実

都心では、アフター5で過ごす飲食店や駅ビルが充実しており、行きたいと思うところがたくさんあります。また、休日の過ごし方としてお台場や渋谷、原宿など買い物やイベントが数多く開催されています。

また勤務前では「朝活」と言われる活動もあり、勤務前の時間を有効活用しようと読書や勉強会、ヨガ、ジョギングなど色々なコミュニティがあり、インターネットで誰でも参加できるものもあり、好奇心を刺激するものが多くあります。

 

2.東京転職のデメリット

2-1. 地方に比べて生活費が高い

東京に住むと時間することとして、物価が高いということです。地方と一番大きく違うのは家賃です。駅徒歩10分、1K6畳の間取りで8万円という物件もざらにあります。

地方では8万出せば、家族で悠々暮らせる3LDKの物件を借りれる金額ですので驚く人は多いでしょう。しかしながら、東京で働きながらも、埼玉、千葉、横浜などから通勤して、家賃を抑えることも十分可能ですので、住まいを調査すると毎月の出費を抑えるプランがありますので、十分調べておくと良いでしょう。

 

2-2. 人が多い、通勤ラッシュが辛い

東京の主要駅を利用すると、地方では考えられない程の人がいます。すれ違う人の量が桁違い、飲食店の行列が長い、満員電車など感じるシーンは数多くあります。

満員電車などは毎日利用するものですので、満員電車に30分も乗っていると精神的にもきついです。この満員電車が嫌で帰省する人がいるぐらいです。仕事選びと住まいを選ぶときの一つに通勤経路も考えておくと良いでしょう。

 

2-3.成果主義や出世競争で社内の競争が激しい

ビジネスライクな人間関係であることが多く、社内の成果主義志向、競争志向が肌に合わず退職する人が一部います。人によってこのような風土が合う合わないがありますので、心づもりとして覚えておくと良いでしょう。

外資系企業も多く、外国人の人も多く働いています。競争が国内だけでなく海外と競争をしているため、必然的に競争社会になることが多いです。

そのため、入った後に少し違うなと思ってしまうともったいないことですので、応募企業に関する情報は十分調査しておくようにしましょう。

 

2-4.ブラック企業が多い

ニュースで過重労働やパワハラなど取りだたされる事例が多くあります。

そのような情報を聞くと、都会の会社はブラック企業が多いのではと思ってしまうかもしれません。精神疾患の中でもうつ病はパワハラや過重労働で発症するケースが多いため、東京に集中する傾向にあるかどうかを調査してみました。

こちらは、厚生労働省が都道府県ごとに精神疾患患者の割合を統計を発表しています。

こちらの結果から、山口、徳島、高知、佐賀、長崎などの地方が多いことが分かります。その他の統計でみると、患者数の数だけでみると、徳島、島根、岡山、秋田、熊本が上位となっています。労働問題に対応している社会保険労務士、弁護士の事務所が都心に多いのですが、本社管理部門が多くあるからであり、人口に対する割合としては実は低いことが分かります。

しかし実際には、割合が少ないとはいえ、企業数が圧倒的に多いため、過重労働を強いるような企業は存在しますので、いかに「ブラック企業」での就業を回避するかが重要となります。

ブラック企業を見極めるポイントについてこちらのページで細かくご紹介しています。

→  ブラック企業の特長と見分け方を解説|裏を知る採用担当者なら応募しない企業とは

 

3.東京の転職に失敗しないためのポイント3つ

3-1.東京転職のデメリットに対する情報収集と対策を行う

東京での転職でデメリットとしている生活費の部分を除き、通勤、社内風土、ブラック企業など事前に調べておくことで十分に解決可能です。しかしながら、地方在住の人にとっては、遠隔でこれらを全て調べることが非常に難しいです。そのために、こちらのページでは転職エージェントを活用して、転職に必要な情報を獲得し、転職活動することをおすすめしています。

自分で調べようとするとネット上の情報には古い情報や間違っているもしくは、偏っている情報があり中々判断がつきにくいです。しかし、転職エージェントは、遠方からの引越支援の実績もあるため、転職活動に必要な情報や事例を教えてくれるところが多く、心強い味方になるでしょう。

 

3-2.面接対策を万全にする

引越しを伴うような転職の場合、面接時に気を付けておくべきポイントがあります。

①なぜ東京で働きたいのか?

②なぜ、東京の数ある会社の中でうち(応募企業)なのか?

③引っ越し時期はいつか?いつから入社できるか?

といったような質問を必ず受けます。このような質問は引越しを伴う人に必ず聞いている内容で、説得力のある回答を準備しておけば問題ないでしょう。

①なぜ東京で働きたいのか?

この質問の意図は、「なぜ今地元を離れて、東京に出てきたいのか?」、「なぜ地元ではだめなのか?」、「東京近隣に知り合いはいるか?相談する人はいるか?」、「緊急事態が合った時にすぐ連絡をとれる家族、親族はいるか?」という趣旨で質問をしています。

もちろん本音では「彼氏彼女がいます」「趣味を充実させるために上京します」という理由でも問題ないです。しかし、面接の時には「地元では仕事が少なくて、東京の厳しい環境でキャリアを積みたいと思って上京を決断しました。」というビジネス的で前向きな表現が望ましいでしょう。

 

②なぜ、東京の数ある会社の中でうち(応募企業)なのか?

この質問の意図は、「転職理由と志望動機の整合性はあっているか?」、「それらの辻褄があっているか?」、「説明内容が論理的に話せるか?」といった内容です。答えに正解のない場合は、話す内容の論理構成を見ている場合が多いです。この質問を聞かれることを前提に、退職理由も準備しておくと良いでしょう。

 

③引っ越し時期はいつか?いつから入社できるか?

この質問の意図は、「内定から入社までの期間が長くならないか?」、「転職活動に計画性を持っているか?」といった目的に質問しています。引っ越しなど決まっていないことが多いと思います。入社までの大まかなスケジュールを準備しておくと良いでしょう。例えば、「内定後このようにする予定ですので、決まり次第ご連絡します。」、「賃貸物件の内覧は今週完了して、手続きできる見込みです」などと先々の予定が伝えられれば十分です。

 

3-3.住まいに関する情報収集も大事

上京する人にとっては、仕事を探すことと同じぐらい住まいを決定することは重要なことです。しかし東京の土地勘や交通状況について、分からない人にとってはどうやって住居を調べればよいか不安になることでしょう。次の章でご紹介するTokyo Diveなどの転職エージェントを利用すれば住まいに関する相談も対応しており、相談することをおすすめしています。

 

4.おすすめの転職エージェント4

パソナキャリア

パソナキャリア』は、大手転職エージェントの中でも、丁寧なキャリアコンサルティングが評判で、幅広い相談を受け付けており、初めての転職活動を行う方にぴったりです。ほぼすべての都道府県に面談拠点を持っているためサポートが手厚いため、これから転職活動を考えている人にはおすすめです。

また、女性に転職に強いことも特徴です。パソナキャリアの母体であるパソナは、1976年創業で、『育児を終えてもう一度働きたい女性へ向けて、能力や技術を活かすことのできる適切な仕事の場をつくりたい』という想いから派遣業を開始し、現在業界第2位のポジションにいる大手企業です。

また、面談に訪問したときに全員に配布される『転職必勝ガイド』に非常に有益な内容が書いてあります。職務経歴書の書き方や、面接質問集など転職活動の全体を理解するうえで非常に評判の良いものです。

このためだけに面談するのでも充分に価値があるものと言えます。

 

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人件数、転職決定数など業界No1の転職エージェントです。

ほぼすべての業界に対応しており、総合型転職エージェントです。「SE・ITエンジニア」、「エンジニア(設計・生産技術・品質管理」のジャンルで非公開求人を含めて、8万件以上求人件数があります。

こちらは他のエージェントと比較しても圧倒的な数の求人件数を保有しています。メディア運営、企業への高い営業力とコネクションにより、業界最大手に位置しています。

実際に登録をして、求人の紹介を受けると大手と呼ばれる企業の求人がずらりと並びます。選考に進むとなると『AGENT Report』と呼ばれるレポートで、採用企業ごとに業界分析、選考ポイント、入社事例などをまとめた資料を求人票とは別にもらうことができます。

採用企業の立場から見ても、リクルートエージェントの圧倒的な人材データベースがあるため、求人を依頼するときには必ず依頼をしておきます。もちろん他のエージェント経由で採用する時もありますが、やはり登録人材が多いことと求人件数が多いことで、マッチング頻度は高いと言えます。

東京での転職を考えている人には外せない転職エージェントです。

 

dodaエージェントサービス

dodaエージェントサービス』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の総合転職エージェントです。(筆者はこちらの転職エージェントを活用しました。)

こちらも大手企業を中心に非公開含む豊富な求人を保有しています。おすすめしたい点はキャリアコンサルタントの質の高さです。良く転職者の希望するキャリアを理解して、マッチング率も高いと評判です。

一点注意点として、dodaエージェントサービスと転職サイトdodaのメディアを合わせて運営しています。登録に間違えて、エージェントから連絡がない、求人を紹介が受けらないということになる事例もあります。

以下のURLから直接登録手続きをすると良いでしょう。

 

TOKYO DIVE

Tokyo Dive』東京へ上京を考えている人に、求人と一緒に住まい物件を紹介してくれます。

東京に本社があり、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡、沖縄に支店を持っており、こちらの支店で東京への転職に関するサポートをしてくれます。

求人件数は他の転職エージェントと比較して、かなり少なめですが住居に関する相談も一緒にしてくれて不安が解消されたと評判です。提携している不動産会社やシェアハウスがあるため、契約や入居時期など非常にスムーズに話を進めることができるでしょう。

また、参加費無料の説明会や交流会を定期的に開催しており、情報収集としても非常に有効です。実際にこの企業を利用して入社する事例が増えてきており、上京に必要な期間や費用など具体的な話を聞けるため、よりイメージを固めることができるでしょう。

紹介される求人は、派遣スタイルの仕事が中心です。

 

その他、タイプ別におすすめの転職エージェントをご紹介します。

リクルートエージェントdodaエージェントサービスパソナキャリアなどの大手転職エージェントだけでも充分ですが、各分野に特化した転職エージェントを利用すると違った情報や求人を紹介してもらえるケースがありますので、更に話を聞きたいという人にはおすすめです。

分野 エージェント名 コメント
IT ワークポート キャリアコンサルタント(転職コンシェルジュ)という専任の担当がつき、非常に丁寧なサービスを提供しています。

おすすめポイント
・IT・ネット業界に強みを持つ
・専任の担当制による手厚くスピーディなサポート
・東京・大阪・福岡エリアに注力している

外資系 JACリクルートメント イギリス発祥の外資系転職エージェントで国内業界No.3に位置します。海外、グローバルポジションについては国内実績No.1です。

おすすめポイント
・外資系などハイキャリアの求人多数
・キャリアエージェントの質が高い

コンサルティング ムービン コンサルティング業界に特化した転職エージェントです。

おすすめポイント
・ケーススタディ、面接対策のノウハウが豊富
・戦略系コンサルファームに強い

アパレル クリーデンス アパレル・ファッション業界専門の転職エージェントです。

おすすめポイント
・キャリアコンサルタントの質が高く、紹介される求人のマッチ度が高い
・応募書類の添削など選考対策が充実

第二新卒 ハタラクティブ 第二新卒や既卒など若年層向けの特化型転職エージェントです。

おすすめポイント
・第二新卒に特化したサービスではNo.1
・書類通過率91.4%,内定率80.4%の実績
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フリーター・未経験 JAIC 既卒・フリーターから正社員に就職を希望する方に、豊富な実績を持った転職エージェントです。

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その他 Spring転職エージェント 2018年オリコン顧客満足度で転職エージェント部門のNo.1を獲得しています。(※「利用のしやすさ」「担当者の対応」「紹介案件」「紹介案件の質」「交渉力」の評価からランキングされています。)

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5.転職エージェントの賢い活用方法

5-1.定期的に連絡を取っておく

キャリアコンサルタントから定期的に「転職活動のご状況は?」、「紹介した求人案件への興味は?」、「希望条件に変わりはないか?」というように連絡が来ます。

転職エージェント側のシステム・データベースで、転職者一人ひとりの履歴が保存されています。こちら側の状況を伝えておくと、その内容と最終連絡日の履歴が残ります。そうするとエージェントとしては、「まだ転職活動見込みがありそうだ」ということになり、新しく求人が発生した場合など、優先的に紹介してくれる確率が上がります。

また、メールや電話でなくとも転職エージェントの登録者が利用するシステムへのログイン日も一つの基準になります。

「長期的に転職活動をしていきたい」、「いいところがあれば転職を考えたい」といった方には定期的にログインしておくなどしておくとおすすめです。

 

5-2.嘘をつかない

履歴書や職務経歴書の記載内容に、事実と違うことを書いてしまうことです。

意外にも、事実と違うと発覚するケースは多いです。例えば、転職エージェントに登録した時に、数年前の登録情報と違う?といったケースもよくあります。

そうなると、虚偽の報告をする方だと、要注意人物と見なされ、求人の紹介を受けにくくなってしまいます。

 

5-3.転職エージェントの勧める求人を見定める

転職エージェントに登録し、面談の時に職種などの希望条件を伝えると、5件から50件程度求人の紹介を受けます。それらを一つ一つに目を通して、応募するかしないかを自分で決めていきます。

エージェント担当者から全ての採用企業に関する説明を受けることはありませんが、数が少なければ簡単なコメントを転職者に伝えることがあります。

そのコメントの中には、業界の最新情報や企業のホームページに知らない情報もあります。

しかし、中には転職エージェント側の都合で、転職エージェントが早く内定者を出したいという思惑で応募をうながすよう情報操作している場合があります。

それは、採用企業側から強いプレッシャーを転職エージェントにかけられている場合や、転職エージェントも営業活動を行っていますので、目標数値(応募数や採用決定数)を迫られているからです。

転職エージェントの良し悪しは、有益な情報を持っているかどうかです。曖昧な情報や間違った情報を言ってくる担当者は、無理に利用しないほうは良いでしょう。

 

5-4.複数の転職エージェントに登録する・絞り込む

複数の転職エージェントを利用することのデメリットは、転職エージェントに登録し、直接あったり、電話で面談したりしなければならず、手間がかかりますが、それ以上に得られるメリットがあります。

複数のエージェントに登録する大きなメリットは下記の2点です。

・各会社の非公開求人の紹介を受けることで、網羅できる。

・自分にあったエージェント担当者に出会う確率が上がる。

 

その他にも細かな理由がありますが、上記が大きな理由です。

良い転職エージェント担当者に出会うことが、転職を成功させる大きな要因の一つになります。エージェント選びは、やはり自分に合うか合わないかといった基準で選ぶことが重要です。

エージェントによってサービスの提供の仕方が違います。面談についてもじっくり面談に時間をかけるエージェントもいれば、電話でお互い手短に面談を行うエージェントをいます。求人の紹介するやり方も様々です。

電話の方が都合がいい、メールの方が良い、じっくり転職活動したいなど、自分にスタイル合ったエージェントを選ぶことで、効率よく転職活動を行うことができるでしょう。

 

5-5.すぐに転職すると伝える

転職エージェント担当者から必ず質問を受ける一つに、転職時期を確認されます。

大半が、「良いところがあればすぐに」、「1か月以内」、「3か月以内」、「時期は決まっていないが転職を考えている」といった具合です。その場合は、「良いところがあればすぐに」と回答しましょう。そうすることにより、転職エージェントの優先度が上がります。求人を紹介してもらえないと、転職活動の第一歩にならないので、「良いところがあればすぐに」と回答することで、より早く情報を提供してもらえるようにしましょう。

 

5-6.転職理由を明確にする

自分が今回の転職で何を実現したいのか、何を期待しているかを明確にしておきましょう。当たり前のように感じるかと思いますが、非常に重要です。「給与アップ」、「大手企業に転職したい」、「引っ越し先から通勤できる勤務先を探している」、「残業時間が少ないところが良い」といったように、それぞれの優先順位を自分の中でつけておくと転職活動の効率が上がります。

転職エージェントとの面談のときには、必ず転職希望条件を聞かれます。その時に条件を曖昧に伝えてしまうと、紹介される求人にミスマッチが起こります。

例えば、希望年収の額について、「家族がいるので現在の年収は確保したいところだけれども、少し下げておこう。」と伝えてしまうような場合です。現在の年収が600万だとします。しかし面談時に「最低希望年収は500万です。600万以上あればなお可。」と伝えたとします。そうすると転職エージェント側のデータとしては「現在年収600万、希望年収500万」と登録されます。その場合、転職エージェント側が案件に該当する登録者の照会にするとき、年収400万~500万の求人も該当してしまうため、本音の希望条件とはミスマッチになってしまいます。

このように、希望条件を途中で変えたり、もしくは最初から間違っているようなときもありますので、自分の中での条件は明確にしておくようにしましょう。特にUターン・Iターンのため転職活動をする人にとっては、住まいと仕事を新たに決めなければなりませんので、自分(家族)の条件を明確にしておきましょう。

その他には、転職活動を進めていくと転職活動自体に労力を取られ、疲れてしまって、何をしたいのかということを忘れてしまいがちになります。早く転職活動を終わらせることが目的になってしまい、条件を下げて、就職先を決めてしまうことがあります。転職が成功したとは言えなくなってしまいます。

長い人生の中で、転職すること数回程度です。自分自身の就職に後悔のないよう、上手くエージェントを活用しながら進めていきましょう!

 

5-7.複数のエージェントから同じ企業に応募しない

複数の転職エージェントに登録していても、同じ採用企業に応募しないようにしましょう。転職サイト経由の場合でも同様です。同タイミングで応募した場合、採用企業としてもどちらの転職エージェントと対応して良いか困惑してしまいます。

その場合、必ず採用企業側から両方の転職エージェントに連絡がいきますので、結果的に採用企業と転職エージェントの双方に、情報管理ができない転職者という見られ方をされ、応募が出来なくなったり、転職エージェントからサービスが受けられなくなることもありますので、注意しましょう。

また、採用企業の中には過去1年以内に応募した転職者は選考対象外にする会社もあるため、仮に過去に応募したことのある場合は、転職エージェントに確認しておくとよいでしょう。

 

6.まとめ

これから転職活動を検討している方も、あなたの転職に対する考え方や希望条件を伝えて、どのような形で進めていけばよいのかを聞くことも良いでしょう。

費用は、もちろん無料です。受けるサービスの質が下がることはありませんので、キャリア相談をするのも活用方法の一つです。

こちらの記事が、皆さまの転職の成功にお役に立てれば幸いです。