人事が語る!面接の待ち時間の正しい過ごし方|7つのNG事例付き

面接の待ち時間で評価を下げてしまう転職者は意外に多いです。オフィスやロビー、エントランスなどの待ち時間で、面接官や受付係の人に見られてしまい、第一印象が悪くなるということは良くある話です。

こちらのページでは人事責任者として面接を担当している経験から、面接の待ち時間の正しい過ごし方について紹介していきます。

 

こちらを全て読めば、面接の待ち時間を有効に過ごしだけでなく、印象を悪くさせないポイントが分かり、選考突破に一歩近づくことでしょう。

 

1.待ち時間にも人間性を評価されている

面接までの間の待ち時間も、受付担当や面接官が見ているかもしれません。面接官が入室したときの姿勢や所作で、悪い第一印象を与える可能性があります

待合室での対応など受付担当や案内係など良く見ています。怪しい態度や落ち着かない振る舞いをしていると、面接官に伝えられ、評価が下がることに繋がります。

相手のオフィスに入ったら、全ての時間が選考されているという認識で臨むようにしましょう。

 

2.面接の待ち時間の正しい過ごし方

面接の待ち時間の正しい過ごし方は、

「立ちながら、面接のイメージトレーニングをして待機する」

が正しい過ごし方です。「座ってお待ちください」と促された場合は着席しましょう。

待っているときにやっておいてよいもの

エントリーシートの内容の確認

着席して待機しているときに、応募書類である履歴書、職務経歴書のコピーに目を通しておき、内容の確認をしておいても問題ありません。

机の上に広げるようなことはせず、面接官が入ってきたときにすぐにしまえるように一枚一枚めくりながら目を通すようにしましょう。

 

オフィスや働く人の雰囲気を確認しておく

気持ちに余裕をもっていれば、オフィス環境や働く社員の雰囲気を見ておくと良いでしょう。応募した会社の理解を深めることに非常に有効です。

また、面接で逆質問をするときや会話をするときのネタになる場合もあります。

見ておくと良いポイント

  • 受付の人の対応
  • かかってくる電話の頻度や内容
  • オフィスに出入りする社員の雰囲気、年齢層
  • オフィス環境
  • 認証登録の写し、表彰など

 

会社パンフレットに目を通す

企業説明会や受付手続きしたときにもらった会社案内に目を通しておくことも問題ありません。最終選考など選考が進んでいるときに目を通していると、「あまり会社のことを調べていないのでは?」と不安に思われる可能性がありますので、控えてきましょう。

 

スマートフォン、携帯電話の電源を切っていることを確認する

面接中に音やバイブガ鳴ると面接官の印象が良くありません。基本中の基本ですが最後待ち時間に電源が切れていることの確認をしておいて良いでしょう。

 

3.面接の待ち時間のNG行動

面接の待ち時間でやってはいけないNG行動について7つ紹介します。

これらの行動は全て面接官の第一印象が悪くなるものですので、やめましょう。

スマートフォンを触る、電話する

緊急の連絡であったとしても、相手のオフィスで電話をすることは失礼にあたります。また待ち時間にスマートフォンを見ることは控えておきましょう。

面接に対し、集中していないのではと見られてしまいます。意外にスマートフォンを触っている人が多いです。

面接の想定質問集など対策メモを登録しておき、目を通している人もいます。直前に見ておきたいと考えている人は手帳やメモに控えておきましょう。

 

メイク直しやヘアチェックなど身だしなみを整えている

化粧用品や手鏡を出して、身だしなみをチェックすることはマナー違反です。相手のオフィスに到着する前に整えておくべきとされていますので、控えておきましょう。

どうしても気になるという人は、オフィス到着した後に、受付をする前に来客の人も使用できるトイレでチェックするようにしましょう。

しかし、会社の社員の人も利用する場合がほとんどですので、見られる可能性もありますので、極力控えておきましょう。

 

そわそわと落ち着かない、立って歩いている

待合時間でうろうろと歩いていたり、体を動かして落ち着かない素振りをすることは印象が悪くなります。

緊張しているとじっとしていると落ち着かないこともあるかと思いますが、深呼吸をしたり、リラックスするように心がけましょう。

 

姿勢悪く座っている

待機しているときの座り方や姿勢にも注意を払っておきましょう。

  • 足を組んで座っている
  • 猫背で姿勢が悪い
  • 椅子にもたれかかりすぎている

面接官が入室してきたときや遠目で見えるときも姿勢の悪さが分かってしまいます。背筋をまっすぐに座りながら待機しておきましょう。

 

他の応募者と談笑する

同じ時間に他の応募者が待機している場合や、グループ面接がある場合など同室する場合があります。

そのような場合、会話や談笑をせず待機しておくようにしましょう。

 

本や新聞など読書をする

例え数分以上待機時間があったとしても、選考に関係のないものを読むことは控えておきましょう。これはスマートフォンも同様のことが言えます。

 

トイレに行く

面接の受付をした後に相手のオフィスのお手洗いを借りることは極力控えておきましょう。

 

4.面接の時に机の上に置いて良いもの

机の上には何もない状態が基本ですが、机の上にあっても、失礼にならないものは以下の4つです。

  • 手帳、メモ帳
  • 筆記用具
  • 提出した履歴書、職務経歴書のコピー
  • 求人票のコピー

これらの4つを待ち時間のときに準備しておくことも問題ありません。

面接が終了したときにスムーズにバッグにしまえるように、中身を整えておくと良いでしょう。

 

5.面接官が面接ブースに入ってきた場合

待機中、着席しているときに面接官が入室してくるときの対応は以下の通りです。

 

1.面接官が入ってくると分かったときに席を立つ

部屋に向かってくる足音や部屋をノックするタイミングで席を立っておくと良いでしょう。

2.挨拶をする

面接官が入室した直後は、「こんにちは」と第一声をしゃべり、対面したときに「〇〇と申します、本日はよろしくお願いいたします。」とハキハキと話すように、第一印象を良くするように心がけましょう。

3.お辞儀をする

挨拶が終わった後に頭を下げてお辞儀をすることがマナーです。話している最中に頭を下げることは印象が良くありません。

4.着席を勧められたら、着席する

「どうぞお座りください」と勧められたときに着席します。また面接官より先に座ることはせず、同時もしくは少し後に座ると良いでしょう。

 

6.まとめ

面接の待ち時間は、受付担当や案内係があなたの振る舞いを見ています。その時の言動が面接官に伝えられることがあり、第一印象を左右するポイントになりますので、緊張感を持って、待ち時間を待機するようにしましょう。

待ち時間には、面接のシミュレーションを立てて、リラックスするよう心がけ準備を整えておくようにしましょう。

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