転職活動をすすめるうえで、転職活動用のメールアドレスを準備することをおすすめしています。
履歴書や職務経歴書に記載するだけでなく、転職サイトや転職エージェントに登録するときに必要になります。
メールアドレスを準備するうえで、注意しておくべき点についてまとめました。これから転職活動を始める方や、どんなアドレスにしようかと悩んでいる人は参考にしてみてください。
1.転職活動でメールアドレスを準備する4つの理由
理由1.重要なメールの見逃しを防ぐため
プライベートのメールアドレスを使ってしまうと、普段受信しているメルマガなどのメールに面接設定依頼など重要なメールが混ざってしまい、見落としてしまう可能性があります。
転職活動用のサブアドレスを準備することで、企業からのメールが来ていないかどうかを探す手間が省けますし、見落とすリスクがなくなります。
理由2.メールアドレスで余計な評価をされないため
メールアドレスの文字列から余計な印象を持たれないようにするためです。
詳細は次章でご紹介しますが、「queen_lock」などアドレスに入れていると、
「この人はロックが好きで、性格が激しい人なのでは、、」などと変な先入観をもたれてしまう可能性があります。
ビジネスシーンでも使われるような無難なアドレスがおすすめです。
理由3.携帯電話のメールアドレス、仕事用のアドレスは使えないから
「~~@docomo.ne.jp」「~~@softbank.ne.jp」等の携帯電話のアドレスは転職活動では使用できません。
転職サイトや転職エージェントに登録できないだけでなく、求人票などのファイルが添付できず、一定の容量以上のメールは通信できないので企業とのやり取りもできません。
また、職場のメールアドレスも転職活動では認められていません。業務のために付与されたメールアドレスを、私用で使う人だと情報リテラシーの低い評価を受けてしまいます。
理由4.フリーアドレスでも問題ないから
Googleやyahooのフリーアドレスを使っても、転職活動ではマイナスの評価になりません。
フリーアドレスの場合PCやスマホでも閲覧できるので非常に便利になってきています。
プロバイダーのアドレスの場合、追加費用がかかったりしますが、googleなどは無料で新規登録、利用できます。
2.メールアドレスを決めるときの注意点
転職活動に使うメールアドレスを決めるときは、「名前」、「生年月日」の組み合わせで作れば問題ありません。
例)
- yamadatarou@gmail.com(名前)
- Yamadataou1950@gmail.com(名前+生年月日)
既に登録している人がいるときは、別の文字列で登録しなければなりません。その時に注意すべきポイントについて紹介します。
注意点1.好きな歌手やキャラクターなど趣味、嗜好に好みが分かれるものは避ける
好きなスポーツや歌手、小説、言葉など趣味や嗜好が入っているものは避けましょう。
例えば、好きなスポーツチームを入れると、そのチームのライバルのファンである採用担当者がいた場合、印象が悪くなります。
例)
basketball-king | バスケットボールの王様 |
queen-lock | ロックバンドの名前 |
vesta | ローマ神話の家庭の守護神の名前 |
ichigoichie | 四文字熟語の「一期一会」 |
shoshin_wasurerubekarazu | 座右の銘 |
Princess_happy | 変にプラス思考なキーワード |
また、メッセージ性の強い座右の銘や四文字熟語は避けましょう。また、英単語のhappyやluckyなど明るい単語も好まれません。
注意点2.数字、アルファベットの大文字・小文字区別が分かりやすいようにする
こちらは、メールアドレスの誤認を防ぐために、区別が難しい文字、記号は控えておきましょう。採用担当者のメールが届いておらず、選考が進まないことになりかねません。
間違えやすい文字
・数字の「0)」と英語大文字の「O」
・数字の「1」と英語小文字の「l」
・数字の「2」と英語大文字の「L)」
・数字の「5」と英語大文字の「S」
・数字の「6」と英語小文字の「b」
・数字の「9」と英語小文字の「q」
・記号「-(ハイフン)」と記号「_(アンダーバー)」
注意点3.あだ名や顔文字をいれない
メールアドレスにあだ名やニックネーム、顔文字などパーソナルな情報は入れないようにしましょう。
- takechan~~ 「さん」、「ちゃん」などの敬称、あだ名をいれない
- (^^)~~~~ アドレスの中に顔文字を入れない
社会人として「ちゃん」などの敬称を使っていると、
・威厳性がなくなる
・公私混同区別できない人
・職場の雰囲気に合わない人
などと思われがちですので、控えておきましょう。顔文字も同様です。
注意点4.長すぎるアドレス、規則性のない文字列は避ける
@以前の文字列が長すぎたり、規則性のない文字列は印象が悪いです。
例)
- recruit_tenshoku_address_yamadatarou_tokyo1000@gmail.com(長すぎる)
- chgufjanmfiogfhfauaj@gmail.com(不規則)
迷惑メール防止のため、あえてアドレスを長くしたり、不規則に設定しているかもしれませんが、あまり印象は良くありません。
人事担当者からすると、異常に神経質なのでは、と誤解されてしまう可能性があります。
3.Google「Gmail」のおすすめポイント
GoogleやYahooであれば問題ありません。
両方使ってみた結果、サブアドレスとしてはGoogleの方が使いやすかったので、おすすめポイントを紹介します。
メールの振り分け機能が付いている
Gmailのメールは「メイン」「ソーシャル」「プロモーション」のカテゴリに分かれています。
転職サイトに登録すると、求人紹介メールや新着情報などシステム的に送られてくるメールは「プロモーション」フォルダに自動的に格納してくれるので、メールが溜まりにくくなります。
複数のアドレスを持っていても、楽に使える
既にGmailのアドレスを持っている人が転職活動用のサブアドレスを作成しても、アドレスの切り替えがしやすく便利です。
PCの場合
PCの場合、GoogleChromeブラウザを立ち上げ後、右上のアカウントボタンから切り替えることができます。
スマホの場合
スマホの場合も、画面最上部のアカウントボタンから、Googleアカウントを切り替えることができます。
不要なメールもスライド一つで削除できる
スマホの場合、不要なメールを横にスライドするだけで、サッと消していくことができるので、メールが溜まるとストレスになる人はおすすめです。
4.まとめ
転職活動では、転職サイトや転職エージェントに登録するところから始めることが多いと思います。
転職活動用のGmailアドレスを作成しておくと、情報が一気に増えてしまう転職活動の初期段階で混乱しなくて済みますので、おすすめです。
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