人事が語る!書類選考でほぼ内定が決まっていることってあるの?

「書類選考の段階で内定を出すかどうか決めているの?」

「書類選考からでも内定をもらえそうな会社を選ぶにはどうすればいいの?」

採用企業が内定を出すタイミングや理由について、お調べではありませんか?

書類選考から内定までの選考プロセスは企業によって様々です。しかしながら応募者のほとんどを内定を出すような企業はブラック企業であることも多く、注意深く調べてみておかなければなりません。

こちらのページでは、これまでの人事の経験から書類選考から内定まで一連の流れを採用事情について以下の5つのポイントから徹底解説します。

 

1.本当に書類選考の段階でほぼ内定がを出すことがあるのか?

書類選考の段階で、「ほぼ内定が決まりそうだ」という応募者がいることはあります。事実、企業側は書類選考の時点で複数の応募者の中から相対評価し、内定を出す順序を決めることもあります。

企業側にほぼ内定が決まるような場合は、以下のような条件や状況が考えられます。

  • 企業側に時間的に余裕が無く、早く採用したい
  • 他の応募者と比較して、書類選考の段階で評価が高い
  • 採用企業の求める条件をほぼ全て満たしている
  • 採用決裁者および配属される職場の上長との調整がついている

面接で実際に会ってみて応募書類に関する詳細の確認や人物の評価を行いますので書類選考の段階で内定が確定することはあり得ません。

しかし書類選考の段階で、書類上の情報からほぼ内定が出そうだというレベルの評価を受けて面接を設定されることはあります。

 

2.採用企業の内定の出し方は会社それぞれ

企業側が内定を出す方法は会社やその時の選考フローによって様々です。

  • 面接の段階で内定を伝えられる
  • 面接の後に連絡がくる
  • 内定を出した後に内定承諾書の提出を求められることもある

内定の伝え方は直接対面で伝えられる場合や電話、書面と様々です。内定の出方について職業安定法などで採用条件の通知義務など大まかに定められているだけで、タイミングや方法は企業によって異なります。

 

3.応募する方法によって内定率が全然違う

採用企業側としてはハローワークや転職サイト、転職エージェントなどどこから応募が来ても同様の採用基準で選考を行いますので、応募方法が採用の合否に影響することはありません。

しかし、それぞれの応募件数と採用数の決定率(内定率)が大きく違います。それは採用企業と応募者とのマッチングの精度が違うからです。

 

一般的には友人からの紹介、転職エージェント経由での採用決定率が高いとされています。そのため応募するとハローワークなどと比べるとマッチングの精度が高いです。採用企業側からすると、転職サイトやハローワークでは100件の応募者に対して1件の内定者が出ないということも普通にあり得ます。

そのため、効率良く転職活動を進めたいという人は、友人から紹介された会社へ応募してみる、転職エージェントから紹介を受けた企業を検討してみることをおすすめします。

応募先を選ぶ上での注意点として社員の退職が多く、絶えず人員補充をしているようないわゆるブラック企業への応募は内定率が高いですが、応募は避けなければなりません。

採用基準のハードルが低く内定までの期間が短いため、すぐに入社できる分楽な転職活動ができるかもしれませんが、入社後に大変な苦労をしますのでしっかり調べてから応募しましょう。

ブラック企業の見分け方についてこちらのページで解説していますので参考にしてみてください。

ブラック企業の特長と見分け方を解説|裏を知る採用担当者なら応募しない企業とは

 

4.書類選考から内定までの確率を上げるテクニック

4-1.応募の『量』と『質』について考えてみる

内定を獲得するまでに考えなければならないことは応募の『量』と『質』に対する分析です。あなたが転職活動を進めていて、上手くいっているのかどうか?上手くいくためにはどうすれば良いか?どのように考えたらよいか?という考え方を持って、転職活動を分析していきましょう。

 

4-2.応募の『質』|応募のミスマッチはしていないか?

応募の『質』とは、『企業の求めているもの』と『あなたができること、やりたいこと』が合っているかどうかです。

具体的には『企業の求めているもの』とは求人票に書かれている必要な経験、スキルの基準、企業の採用ページに書かれているビジョンや仕事の価値観などを指します。

『あなたができること、やりたいこと』とは職務経歴書に書かれている経歴欄、志望動機、自己PRの情報とのマッチングです。

 

4-3.書類選考の通過率を上げるためには

書類選考では書類に書かれている情報が全てです。スキルチェックだけでなく、書類の書き方から文章の論理構成や地頭力が推測されます。

そのため、書類の書き方や表現方法に十分注意しながら経験・スキル不足以外で不採用に繋がらないように書類を作りこんでいくことが大切です。

書類選考で評価されているポイント

ビジネスマナー

  • 履歴書や職務経歴書の書き方に不備が無いか?

経験・スキル

  • 求める経験・スキルの条件を満たしているか?

熱意・志望度

  • なぜうちを志望したいのか?

方向性・ビジョン

  • 入社した後どのような活躍ができそうか?
  • 会社の方針と応募者のやりたいことが一致しているか?

 

4-4.そもそも採用基準に合っていない求人に応募していないか?

応募時点ですでに選考対象外と評価される可能性があります。その理由は以下のような場合が考えられます。

  • 求人票に書かれている応募要件を満たしていない
  • 採用条件を満たしていることを書類に分かりやすく書かれていない

一つ目に関しては、応募前に必ず求人票や企業HPをチェックしておきましょう。しかしながら求人票に書けない「本音の採用条件」があります。

それは、法律で定められている年齢の制限や性別の制限など色々あります。それは転職者には分からない情報であるため、情報収集することは難しいです。

二つ目の応募書類の書き方に不備がある場合においては、対策次第で改善が可能です。

 

4-5.採用基準に合っている求人を見つけるためには

採用決定率の高い方法で転職活動をすることをおすすめしています。特に転職活動は、友人知人から紹介を受けて転職を検討することは少なく、個人で行うことが多いです。

そのため、転職エージェント経由での転職を行うことで、効率よく内定を獲得することが可能です。

転職エージェントを活用するサービスとメリットがこちらです。

  • 企業から人事確保の依頼を受けているため、採用基準を把握している
  • ブラック企業や経営状態が危険な企業の求人を避けて紹介してくれる
  • 経歴書の添削をしてくれるため、選考通過率を上げられる
  • 採用企業の評価ポイントを教えてくれるため選考対策できる
  • 無料で利用できる

その他にも非公開求人を紹介してくれる、スケジュール調整を代行してくれるなどメリットはたくさんありますが、書類選考から内定獲得率を上げるためにも転職エージェントの活用は非常に有効です。

 

5.おすすめの転職エージェント3選

転職エージェントは数百社とありますが、以下の3点から厳選して3社ご紹介します。

  • 求人の質
  • 転職エージェントとしての実績
  • サポートの丁寧さ

 

5-1.パソナキャリア

パソナキャリア』は、大手転職エージェントの中でも、丁寧なキャリアコンサルティングが評判で、幅広い相談を受け付けており、初めての転職活動を行う方にぴったりです。ほぼすべての都道府県に面談拠点を持っているためサポートが手厚いため、これから転職活動を考えている人にはおすすめです。

また、女性に転職に強いことも特徴です。面談に訪問したときに全員に配布される『転職必勝ガイド』に非常に有益な内容が書いてあります。職務経歴書の書き方や、面接質問集など転職活動の全体を理解するうえで非常に評判の良いものです。このためだけに面談するのでも充分に価値があるものと言えます。

国内拠点

札幌、青森、盛岡、仙台・登米、秋田、山形・米沢、福島・郡山、日立・つくば・水戸、宇都宮・佐野、高崎・太田、さいたま・所沢・熊谷・川越、横浜、新潟・柏崎、富山、甲府、福井、甲府、長野・松本、岐阜・高山、静岡、名古屋、四日市・鈴鹿、草津、京都、梅田・難波・大阪、神戸、奈良、和歌山、鳥取、松江、岡山・津山、広島・福山、山口・周南、徳島、高松、松山、高知、福岡・北九州、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇

 

5-2.dodaエージェントサービス

dodaエージェントサービス』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の総合転職エージェントです。

こちらも大手企業を中心に非公開含む豊富な求人を保有しています。

おすすめしたい点はキャリアコンサルタントの質の高さです。転職者の希望するキャリアを理解して、マッチング率も高いと評判です。

製造業の業界出身者のコンサルタントも在籍しており、業界情報や技術情報を教えてくれます。また、職務経歴書の添削など丁寧な転職サポートを提供しているため、満足度が高いと評判です。

国内拠点

札幌、仙台、丸の内、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡

 

5-3.ワークポート

ワークポート』は、IT、ものづくり業界に特化して転職エージェントです。他の転職エージェントより後発ですが、転職支援が丁寧と評判でシェアが伸びてきています。

キャリアコンサルタント(転職コンシェルジュ)という専任の担当がつき、非常に丁寧なサービスを提供しています。企業サイトや転職ツールを開発し、利用満足度が高いサービスを提供しています。

また、面談後から使用できる『eコンシェル』と呼ばれるサポートシステムがあり、スケジュール管理など無料して使用できます。

登録フォームもシンプルで、登録も1分程度で終了します。ユーザの利便性を重視した運営で非常に使いやすいシステムです。登録後も求人紹介までスピーディーに対応してくれます。

求人の紹介についても、紹介した後も転職者から希望にマッチしたかどうかを丁寧に聞き取っており、紹介して終わりということではなく、次に紹介をする求人のマッチング率をドンドン上げてくれることで、満足度も高いと評判です。

国内拠点

仙台、埼玉、五反田、大崎、横浜、名古屋、大阪、兵庫、福岡

 

6.まとめ

書類選考の時点で、ほぼ内定になりそうだと決まっているときは、企業とのマッチングができていることが前提です。

応募書類に十分経歴や自己PRが書かれていることはもちろん、採用条件に満たしている企業を探して応募することが重要です。

 

おすすめの転職エージェントまとめ

パソナキャリア|初めての転職、女性に強い

dodaエージェントサービス|業界No2.サポートが丁寧

ワークポート|IT、製造系のものづくりに強い

 

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こちらの記事が皆様の転職活動のお役に立てれば幸いです。