人事が語る!面接後エレベーターの見送りは不採用?マナーまとめ

面接が終わって最後は、オフィスを出るだけという時間も気が抜けないポイントです。

エレベーターを待つ位置が悪いだけでも、社会人としてもマナーがなっていないと思われることもあります。

面接で応募企業に訪問するときのビジネスマナーを押さえておきましょう。こちらのページでは、人事責任者として面接選考を行っている経験から、面接でのエレベーターの帰り際に礼儀を持った人と思われるためのポイントを以下の5つ紹介します。

 

1.面接官がエレベーターに見送りする理由

面接官がエレベーターまで案内、見送る理由は来客対応の一環として行っています。就活生の中で不採用のサインと言われることがありますが、そのようなことはありません。

人事の経験者であれば経験があるかもしれませんが、不採用者の中には挙動不審で怪しい人の場合は、オフィスをうろうろされると危険がありそうな人はエレベーターホールもしくはオフィスの入り口まで案内することがあります。通常の選考においてはないと考えてよいでしょう。

理由1.エレベーターホールまでの案内をするため

面接ブースや部屋からエレベーターホールまで通路が分かりにくいような場合、経路案内の目的で案内しています。

 

理由2.来客対応として、接するおもてなしの一面もある

面接で来社する応募者も、「外部からの来社者」としてもてなすために案内していることもあります。入口から面接ブースまでの間に会社案内を兼ねる場合があります。

業務スペースがあれば雰囲気や作業スペースの説明紹介をする場合や通路などに掲示される表彰内容の説明、メーカー等であれば製品サンプルを飾っている場合もあるため見てもらうなど、面接官の配慮で案内している場合があります。

 

理由3.面接が終わった後の応募者の対応を見ている

面接官の中には、面接が終わった後の普段のあなたの挙動をチェックしている場合もあります。

応募者の歩き方や目配りなどを見て、人間性を評価している場合がありますので、面接が終了したときも気を抜かずに対応しましょう。

 

2.エレベーターホールまで移動するときのマナー

面接ブースからエレベーターホールまでの移動中のマナーについて知っておくべきポイントを紹介します。

案内をしてもらう場合は、1~2歩後ろぐらいの距離感で歩く

面接官に案内してもらう場合は、面接官の後ろを歩き、距離感は1~2歩程度離れた距離感で歩くと良いでしょう。

案内に従って進んでいきましょう。

 

すれ違う社員に会釈する

オフィスですれ違う社員に対して、「こんちには」と声に出して会釈しておくと、社交性をPRすることに繋がりますので、必ず声に出して挨拶しましょう。

立ち止まらず歩きながら会釈する程度で問題ありません。

 

3.エレベーターを待っているときのマナー

エレベーターホールで待っているときにも、知っておくべきマナーを2つ紹介します。

エレベーターボタンを押してもらった時はお礼を言う

面接官にエレベーターの上下階ボタンを押してもらった場合は、声に出して「ありがとうございます」と言いましょう。

ちょっとしたことでも、声に出しておくことが好印象につながります。

 

エレベーターのドアの正面に立たない

意外に知らない人が多いですが、エレベーターを待つときはエレベーターの出入り口の斜め前で待機することがマナーとされています。

降りてくる人がいるかもしれないので、降りる通路を確保しておく目的で斜めに立ちます。

 

4.エレベーターにのるときのマナー

エレベーターにのるときは、既に乗っている人がいることがあるときは、そちらへの配慮が必要となりますので、対処法についてご紹介します。

4-1.エレベーターに人が乗っている場合

既にエレベーターに人が乗っている場合は、周囲への配慮をしつつ面接官に対して御礼の気持ちを伝えるように対応しましょう。

エレベーターにのる前に御礼を伝える

はっきりと大きい声で話すことが出来るエレベーターホールで「本日はありがとうございました。」と声に出して、お辞儀してエレベーターにのりましょう。

 

既に乗っている人に降りる階のボタンを教えてもらう時はお礼する

周りの人に目的階のボタンを押してもらった場合は、「有難うございます」と声に出しておきましょう。このような時の振る舞いに人間性が出るポイントとなりますので、気配りできると評価につながります。

 

小さい声御礼を伝え会釈程度にお辞儀する

エレベーターの中では深々とお辞儀をすると周囲の人への邪魔になる場合がありますので、利用客の迷惑になってしまうかもしれませんので、会釈程度でも失礼にはあたりません。

 

扉が閉まるまで頭を下げておく

エレベーターの扉が閉まるまで頭を下げておくことがエレベーターを利用する時のマナーです。同様に、面接官も扉が閉まるまで頭を下げています。

 

4-2.エレベーターに人が乗っていいない場合

エレベーターに人が誰も乗っていない場合は、エレベータ―の利用について以下のポイントに注意しておきましょう。

目的階、閉まるボタンを連打しない

目的階と閉まるボタンを3回以上連続して押さないようにしましょう。

早く帰りたいのかな?と思われて、印象が悪くなってしまうかもしれません。

 

声に出して御礼を伝える

面接官の方向に正面に立って、声に出して御礼をしましょう。閉まるボタンを押さずに目的階を押すと4秒前後に閉まります。大人数のるエレベーターや障がい者用のエレベーターの場合は10秒程度に設定している場合があります。

そのような時は御礼を伝えてから閉まるボタンを押しても失礼にはあたりません。

 

扉が閉まるまで頭を下げておく

人が乗っている場合でも紹介し内容と同様で、エレベーターの扉が閉まるまで頭を下げておくことがマナーです。

 

5.エレベーターを降りてもオフィスから離れるまで見られている

エレベーターを降りて、オフィスを出るときも相手のオフィスのフロアから見えるときがあります。

面接が終わって気が抜けているときの仕草なども印象が変わるポイントになりますので、オフィスから離れるまで気を抜かないようにしましょう。

NG行動 スマホを見る、電話する

面接中は電源を切っているため、オフィスを出てからすぐに電源を入れようとするかもしれませんが、やめておきましょう

スマホを見ながら歩くのは一般的なマナーとしても悪いので控えましょう。電話も同様にオフィスから離れた位置でかけるようにしましょう。

 

NG行動 ネクタイを緩めるなど服装を崩す

服装をゆるめることも控えましょう。夏場などは上着ネクタイをとることがあるかと思いますが、少し離れてから上着などを脱ぐようにしましょう。

 

6.まとめ

面接でのオフィス訪問について、エレベーターの利用に関わるマナーを紹介しました。面接以外でも失礼のない範囲で最低限のビジネスマナーを守っておきましょう。

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