転職活動で書類選考・面接の通過率は?確率を上げる手順を解説!

「求人サイトと転職エージェントどちらが選考通過率は高くなるの?」

「中々書類選考が通らなくて、困っている」

これから転職活動を始める人も、現在転職活動を進めている人もどちらも、企業の選考通過率について、目安として知っておくと良い数値です。

これから転職活動を始める人は内定をもらうための応募数や活動量、スケジュールの目安として利用できます。

現在転職活動を進めている人にとっては、書類選考が通らず苦戦している、面接が通らず悩んでいるという時にこちらの通過率を基準に対策を立てるべきかどうか判断できるようになります。

こちらのページでは、企業の選考通過率をもとに、書類選考、1次選考、最終選考を突破するための方法、対応策について解説していきます。

 

こちらを読めば、通過率を上げる手順が分かるようになり、内定獲得までに効率的な転職活動を進めることができるでしょう。

 

1.書類選考・面接の通過率

企業との選考について大きく分けて、書類選考、1次選考、最終選考の3つに分けることができます。企業によっては面接が1回、3回以上ある企業もありますが基本的には担当者を変えて、スキルの評価や会社との相性を確認しているため、評価軸に変更はありません。

各選考段階で評価しているポイントを押さえて、それぞれの選考段階で通過しない場合の対策を立てる糸口にしていきましょう。

1-1.選考ごとの通過率の目安

選考ごとの通過率は一般的に以下のような割合だと言われています。これまで転職エージェントとしての経験から、企業ごとや個人ごとに差があるのは諸条件が違うので当たり前ですが、概ね以下の割合が平均的です。

こちらは大手総合転職エージェントも登録面談の時に説明している統計資料です。

  • 書類選考の通過率 30%
  • 1次面接の通過率 30~50%
  • 最終面接の通過率 30~50%

1-2.通過率は職種や経験スキルによって大幅に変動する

通過率の統計数値は、あくまで転職活動を進めるときの目安だと考えておいて問題ありません。転職エージェントや転職サイトがこちらの統計数値を提示する理由は2つの理由があります。

  • どれぐらいの応募数があれば内定をもらえるかどうかのイメージを共有するため
  • 各選考段階において、不採用が続いたときに対策を立てるため

こちらの数値は業界、職種、企業、個人ごとによって大きく変動します。総合商社の中途採用など倍率は100倍を超える例もあります。

あなたが転職活動を進めていて、書類選考段階や1次選考で上記通過率を下回っている場合は何かしらの対策を立てることを考えておくと良いでしょう。

 

1-3.選考ごとに面接官が評価しているポイントとは?

企業の各選考フェーズでチェックしているポイントについてまとめました。

選考 役職・担当 ビジネスマナー コミュニケーション 経験
スキル
熱意
志望度
方向性
ビジョン
転職の覚悟 自社との相性
書類 人事
1次 人事
1~2次 現場責任者
2次~最終 役員・部長
最終 社長

 

企業の評価するポイントは選考順序や面接官の部署、役職によって重点的に評価するポイントが違います。

面接においては、全ての選考段階でチェックしているポイントは『自社との相性』です。こちらは配属される部署のメンバーと上手くやっていけるか、社長との相性は良いか、仕事の進め方や社風に上手く馴染めるかなどの観点で確認していきます。

 

2.選考を突破するために考えなければいけないこと

2-1.応募の『量』と『質』について考えてみる

内定を獲得するまでに考えなければならないことは応募の『量』と『質』に対する分析です。あなたが転職活動を進めていて、上手くいっているのかどうか?上手くいくためにはどうすれば良いか?どのように考えたらよいか?という考えたかたを持って、転職活動を分析していきましょう。

 

2-2.応募の量|内定を獲得するために必要な応募数とは?

中々転職活動が上手くいかないと思った時に、転職を成功させている人はどれぐらい企業に応募して、内定を獲得しているのかをアンケートの結果があります。

こちらは、20~30代の男女正社員の人を対象に行ったデータです。

※参考 『リクナビNEXT 転職するときの適切な応募数とは?

こちらの統計から分かることは、一人当たり平均7.5社応募しています。4分の3近い人たちが、10社未満の応募数となっていることが分かります。

こちらの平均より多く応募していて、通過率が下回っているのであれば、対策をとる、もしくは更に応募する必要があります。

 

「書類選考通過率が30%だからたくさん応募しよう」と考えるのは要注意

選考通過率が平均30%程度であることは統計から分かることですが、こちらはあくまで平均であり、結果の数値であるということを忘れずにおいてください。

通過するかどうかは、業界や企業の選考基準、他の選考者などのタイミングによって変わります。そのため、10、20社応募して、書類選考を通過する企業が想像以上に多く、面接日時の調整や企業との連絡が煩雑になったりするかもしれません。

そのため、単純に通過率だけを考え、応募件数を増やすという考え方は、今後の選考に支障をきたす可能性がありますので、応募の『質』を高めるために、マッチング精度を上げるような対策をねっていきましょう。

 

2-3.応募の『質』|応募のミスマッチはしていないか?

応募の『質』とは、『企業の求めているもの』と『あなたができること、やりたいこと』が合っているかどうかです。

具体的には『企業の求めているもの』とは求人票に書かれている必要な経験、スキルの基準、企業の採用ページに書かれているビジョンや仕事の価値観などを指します。

『あなたができること、やりたいこと』とは職務経歴書に書かれている経歴欄、志望動機、自己PRの情報とのマッチングです。

 

3.書類選考の通過率を上げるためには

書類選考では書類に書かれている情報が全てです。スキルチェックだけでなく、書類の書き方から文章の論理構成や地頭力が推測されます。

そのため、書類の書き方や表現方法に十分注意しながら経験・スキル不足以外で不採用に繋がらないように書類を作りこんでいくことが大切です。

書類選考で評価されているポイント

ビジネスマナー

・履歴書や職務経歴書の書き方に不備が無いか?

 

経験・スキル

・求める経験・スキルの条件を満たしているか?

 

熱意・志望度

・なぜうちを志望したいのか?

 

方向性・ビジョン

・入社した後どのような活躍ができそうか?

・会社の方針と応募者のやりたいことが一致しているか?

3-1.そもそも採用基準に合っていない求人を紹介されていないか?

書類選考になってしまう理由の一つに、応募時点ですでに選考対象外となっている可能性があります。それは二つの可能性があります。

  • 求人票に書かれている応募要件を満たしていない
  • 満たしていることを分かりやすく書かれていない

一つ目に関しては、応募前に必ずチェックしておきましょう。しかしながら求人票に書けない「本音の採用条件」があります。

それは、法律で定められている年齢の制限や性別の制限など色々あります。それは転職者には分からない情報であるため、仕方がない事情です。

二つ目の応募書類の書き方に不備がある場合においては、対策次第で改善が可能です。

 

3-2.応募書類の見直しをかける

誤字脱字、レイアウト崩れが無いかチェック

誤字脱字、敬語や日本語の使い方に不備が無いかどうかを確認しておきましょう。また、経験・スキルを判断するために精査される職務経歴書においては、フォーマット選びからあなたに合ったものを使いましょう。

詳しくはこちらのページで解説しています。

【あなたの経歴に合う】おすすめの職務経歴書の雛形・フォーマット

 

証明写真の写真映りをチェック

履歴書の写真があなたの印象を左右します。

注意点としてスピード写真でとらない、自撮り写真を使わないようにしましょう。必ず転職活動用の写真と撮影してくれる写真スタジオ、写真館を利用しましょう。

一回当たり千円少々しますが、納得のいく写真を何度でも撮影してくれるところや、光の量を調整してくれます。

 

求人企業が求めるスキルや経験を書いていない、伝わっていないかチェック

企業が求める経験やスキルを分かりやすく伝えるためには職務経歴書の書き方にいくつかポイントがあります。

・職務経歴要約

こちらは採用担当者が必ず目を通す項目です。一日数十名の書類を確認する人もおり、職務経歴書を全て見ずにこちらを読み、読むポイントを決めてから職務経歴書を読み進めます。

この項目でいかに興味を引く書き方ができるかが重要です。職務経歴要約の書き方についてはこちらのページで詳しく解説しています。

“採用担当を興味を引く“職務経歴書の要約の書き方と職種別事例

 

志望動機の必然性をチェック

職務経歴書に書く志望動機が他社でも使えてしまうようなありきたりな志望動機になっていないか?他社ではなく、なぜ応募企業を選んだのか?ということを納得できる論理構成になっているかどうか?をチェックしましょう。

他社でも使える志望動機を提出すると、志望意欲が低いと判断されてしまいます。

志望動機の書き方はシンプルに3つの手順に沿って書いていけば、採用担当者が納得する志望動機が完成します。書き方についてはこちらのページで解説しています。

職務経歴書の志望動機の書き方の3STEPと5つのポイント

 

的外れの自己PRを書いていないか?

相手企業の求める人物像に合致したPRポイントを伝える必要があります。

また、他の選考者と差別化を図るために採用すべき人材であることをPRする説得力を高めるコツを押さえておけば魅力的な自己PRに仕上がります。

ポイントは、「数値や表彰、周囲の評価など客観的な根拠があること(客観性)」、「これまでの成果や実績が次に仕事で活かせること(再現性)」など5つの要素を押さえておくことです。

自己それらの要素を満たした自己PRの書き方は4つのステップで書き進めていくだけで完成します。

【採用担当に刺さる】職務経歴書の自己PRの書き方4ステップ

 

3-3.経歴書の作成に不安のある人は転職エージェントを活用する

自己PRの書き方や職務経歴書に書き方について、不安のある方は転職エージェントに相談してみることをおすすめしています。無料で職務経歴書の添削をしてくれます。また、応募企業に経歴書を提出するときには、企業の重点的に評価するポイントを押さえているか?分かりやすい書き方になっているかなど第三者の視点からアドバイスをしてくれるため、非常に有効です。

こちらのページで職務経歴書の添削に丁寧な転職エージェントを紹介しています。

職務経歴書の添削サポートに丁寧なおすすめ転職エージェント3選

 

4.1次面接の通過率を上げるためには

書類選考が通過した1次面接では、職務経歴書の詳細なスキルチェックからビジネスマナーなどのヒューマンスキルを評価していきます。

1次面接では人事やエースクラスの現場担当者、配属となる職場の上司が担当することが多く、これまでの経歴を詳しく確認し、評価していきます。

1次面接で評価されているポイント

 

ビジネスマナーをチェック

・第一印象

・応募書類に不備が無いか

・敬語の使い方、言葉選びが適切か

・清潔感、第一印象が良いか?

 

コミュニケーションの取り方

・質問への回答の仕方、論理構成、話し方

・質問の内容、動作、表情

 

経験、スキルチェック

・次の職場で活かせるスキルがあるか

・実績、表彰、業務内容など

 

自社との相性を確認

・入社した後に働く従業員と上手くやっていけるか?

4-1.面接準備を万全にするためには

業界研究、企業調査、関連トピックスの下調べは入念に行うこと

面接対策として下調べをしておく理由は、「面接官からの質問への対策」と「こちらからの質問にミスしないため」です。

中途採用者の転職者は、業界研究や企業調査をせずに面接に臨む人が多い傾向にあります。学卒新卒の時は説明会やOB訪問などを重ね、十分な業界研究を行いますが、意外にも中途採用者は業界ニュースなどもチェックしていない転職者が多いです。

面接官から「気になるニュースは?」という単純な質問も回答できないことが多いです。

調べる項目については、こちらの項目はチェックしておきましょう。

  • 企業HP、採用ページ、働く社員のページなど
  • 業界ニュース動向
  • 競合他社の動向、採用動向

ネットで調べればすぐに分かってしまうような情報を聞くより、会社情報を詳しく聞きたいという質問より、面接官の考えや感じていることなどその場でしか聞けないような質問をしていくと、質問に不備が減っていくでしょう。

 

第一印象を決める挨拶をしっかりと

第一印象で合否が決まることはありません。しかし、その第一印象が面接の流れや進み具合に大きく左右します。

第一印象を決める挨拶は少し大きめの声ではっきり話し、簡単な自己紹介や1分以内とこころがけておきましょう。

 

ネガティブな発言がないか

転職理由や現在の仕事に対する考えについて質問されているときにネガティブな発言をしていないでしょうか?不満や愚痴などのネガティブワードが出たらほぼ不採用になると考えておきましょう。

転職理由が後ろ向きであったとしても、面接では本音で話すことはNGです。あくまで前向きな姿勢で転職活動を進めていることを伝えましょう。

 

相手の聞きたいことに対して、的確に答えられているか

相手からの質問に対して、的確に回答で来ているかどうかは事前の準備やシミュレーションを重ねることで十分良くなります。

面接前に、これまでの業務内容について、実績数値が頭に入っているか?相手に伝わらない業界用語や社内用語を使っていないか?など面接は情報を整理しておき、想定される質問に対し、自分なりの答え方をまとめておく準備をするだけで、大幅に面接でのパフォーマンスが向上します。

想定される質問については、こちらのページで質問リストと面接官の意図をまとめたPDFとそれぞれの解説を参考にしてみてください。

PDF保存版】転職の面接で聞かれた過去事例|質問集まとめ

 

採用すべきメリットをしっかりPRできているか

面接では職務経歴書に書いてある内容をそのまま伝えるだけでなく、入社した後にどのようなスキルが活かせて、どのような活躍をしたい(できそうだ)という将来的な話をすると良いでしょう。

将来的な話を伝えると、面接官が入社した後のあなたの働くイメージを持たせることができ、採用すべきかどうか具体的に考え始めるようになります。

 

転職理由と志望動機につじつまが合っているか?

面接官が経歴やスキルチェックと同じぐらい合否を判断するポイントです。転職理由(転職することでかなえたい事、解決したい事)が応募企業に入社することで解決するという論理構成になっていれば問題ありません。

こちらのつじつまが合わなければ、「ウチでなくでもいいのでは?転職する必要が無いのでは?」と疑問に感じてしまいます。

 

4-3.面接に慣れていない人は転職エージェントとの面談、模擬面接を行う

「面接で立て続けに質問をされる会話に慣れない」

「面接官の質問の意図が分からない」

「緊張してしまう」など面接に慣れていない人は多いと思います。

そのような時に面接力を上げるために転職エージェントを利用して、面接の練習、訓練をすることができます。理由は3つあります。

  • キャリアコンサルタントが模擬面接をしてくれる
  • 転職エージェントとの面談では、企業面接で聞かれる内容と同様質問が多く、練習になる
  • 企業面接前に選考対策として、その企業が過去に質問された事例集をくれる

転職エージェントの活用方法についてはこちらのページで詳しく解説しています。

面接対策に悩む方へ|おすすめの転職エージェント3社と活用ポイント

転職エージェントの模擬面接はやるべき?最大活用するコツを解説!

 

5.最終面接の通過率を上げるためには

最終面接では、スキルチェックや能力評価は一通り終えて、入社に向けて最終意思確認や入社への動機づけ、採用決定権者による他転職者との比較し合否決定というフェーズとなります。細かな経歴を確認していくより、転職理由や意欲といった部分の評価が強まります。

最終面接で評価されているポイント

 

熱意・志望度

・転職理由、志望理由、仕事の優先順位仕事への意欲

 

方向性・ビジョン

・将来の目標、やる気、将来へのビジョン、仕事の価値観

 

転職の覚悟

・転職しなければいけない理由、転職する意思の強さなど

5-1.最終面接で内定を勝ち取るためには

入社したいと熱意が伝わっているか

入社したいという意欲を言葉にして伝えているかどうかが、大きな違いがあります。

言葉巧みに志望動機を説明するより、意欲のあることを「伝える」ことの方が面接官の心に響きます。意欲のあることを「伝えようとする」意識や姿勢がある候補者を採用したいと考えます。

 

会社のビジョンと本人のビジョンがマッチしているか

あなたの活かせるスキルや入社後にチャレンジしてみたいこと、将来どのような仕事をしたいのかというビジョンについて、会社の方針やポジションで求められる業務がマッチしていければなりません。

会社の求めていることを正確に把握することが難しいですが、あなたの将来的なキャリアイメージが実現可能性があり、具体的であれば問題ありません。

1つPR方法として、応募企業で働いている社員の紹介ページを確認し、その人が歩んできたキャリアパスを参考に、自分に置き換えて話をしてみると現実性が増します。

 

6.選考突破率を上げる転職エージェントの活用方法とは?

6-1.転職エージェントを利用すると選考の通過率が上がる理由は?

転職エージェント経由で応募すると選考率が上がる理由は三つあります。

  • 求人企業へ過去に紹介し、採用された実績から評価基準を把握しているためマッチング率が高い
  • 提出書類とは別に転職エージェントから推薦文を添付してくれるため、人間性など書類では伝わりにくい部分をあなたに加えて魅力をPRしてくれる
  • 書類選考段階においては、企業の評価ポイントを踏まえて書類添削してくれるため、書類の完成度が高くなる

第三者の評価や推薦により通過率が高くなります。選考途中においては、面接で上手く説明できなかった部分をフォローしてくれるなど細かな部分で求人企業の印象を良くしてくれます。

 

6-2.おすすめの転職エージェント

dodaエージェントサービス|キャリアコンサルタントが良い、サポートが丁寧

dodaエージェントサービス』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の総合転職エージェントです。

こちらも大手企業を中心に非公開含む豊富な求人を保有しています。おすすめしたい点はキャリアコンサルタントの質の高さです。転職者の希望するキャリアを理解して、マッチング率も高いと評判です。

また、職務経歴書の添削など丁寧な転職サポートを提供しているため、満足度が高いと評判です。

 

パソナキャリア|初めての転職、女性の転職に強い

パソナキャリア』は、大手転職エージェントの中でも、丁寧なキャリアコンサルティングが評判で、幅広い相談を受け付けており、初めての転職活動を行う方にぴったりです。ほぼすべての都道府県に面談拠点を持っているためサポートが手厚いため、これから転職活動を考えている人にはおすすめです。

また、女性に転職に強いことも特徴です。パソナキャリアの母体であるパソナは、1976年創業で、『育児を終えてもう一度働きたい女性へ向けて、能力や技術を活かすことのできる適切な仕事の場をつくりたい』という想いから派遣業を開始し、現在業界第2位のポジションにいる大手企業です。

面談に訪問したときに全員に配布される『転職必勝ガイド』に非常に有益な内容が書いてあります。職務経歴書の書き方や、面接質問集など転職活動の全体を理解するうえで非常に評判の良いものです。このためだけに面談するのでも充分に価値があるものと言えます。

リクルートエージェント|業界No1.求人数断トツで選考ノウハウを教えてくれる

リクルートエージェント』は、求人件数、転職決定数など業界No1の転職エージェントです。

ほぼすべての業界に対応しており、総合型転職エージェントです。こちらは他のエージェントと比較しても圧倒的な数の求人件数を保有しています。

実際に登録をして、求人の紹介を受けると大手と呼ばれる企業の求人がずらりと並びます。

選考に進むとなると『AGENT Report』と呼ばれるレポートで、採用企業ごとに業界分析、選考ポイント、入社事例などをまとめた資料を求人票とは別にもらうことができます。

リクルートは独自に「面接力向上セミナー」を定期的に開催しており、面接における企業からの目線を解説したり、実戦で使えるノウハウを教えてくれます。

 

6-3.賢い活用方法とは?

1.定期的に連絡を取っておく

キャリアコンサルタントから定期的に「転職活動のご状況は?」、「紹介した求人案件への興味は?」、「希望条件に変わりはないか?」というように連絡が来ます。

転職エージェント側のシステム・データベースで、転職者一人ひとりの履歴が保存されています。こちら側の状況を伝えておくと、その内容と最終連絡日の履歴が残ります。そうするとエージェントとしては、「まだ転職活動見込みがありそうだ」ということになり、新しく求人が発生した場合など、優先的に紹介してくれる確率が上がります。

また、メールや電話でなくとも転職エージェントの登録者が利用するシステムへのログイン日も一つの基準になります。定期的にログインしておくなどしておくとおすすめです。

 

2.嘘をつかない

履歴書や職務経歴書の記載内容に、事実と違うことを書いてしまうことです。

意外にも、事実と違うと発覚するケースは多いです。例えば、転職エージェントに登録した時に、数年前の登録情報と違う?といったケースもよくあります。

そうなると、虚偽の報告をする方だと、要注意人物と見なされ、求人の紹介を受けにくくなってしまいます。

 

3.転職エージェントから選考結果を確認する

企業面接が終了した後、採用結果が出たあとには転職エージェントからフィードバックをもらうようにしましょう。

これが不採用であった場合でも同じく、不採用理由を教えてもらうようにしましょう。企業の選考結果は伝える義務はありませんが、良い転職エージェントであれば必ず把握している情報です。

面接官に評価されたポイント、不採用にした理由など次回以降に活かせるように結果を回収しておきましょう。

 

4.複数の転職エージェントに登録する・絞り込む

複数の転職エージェントを利用することのデメリットは、転職エージェントに登録し、直接あったり、電話で面談したりしなければならず、手間がかかりますが、それ以上に得られるメリットがあります。

複数のエージェントに登録する大きなメリットは下記の2点です。

・各会社の非公開求人の紹介を受けることで、網羅できる。

・自分にあったエージェント担当者に出会う確率が上がる。

その他にも細かな理由がありますが、上記が大きな理由です。

良い転職エージェント担当者に出会うことが、転職を成功させる大きな要因の一つになります。エージェント選びは、やはり自分に合うか合わないかといった基準で選ぶことが重要です。

 

5.転職理由を明確にする

自分が今回の転職で何を実現したいのか、何を期待しているかを明確にしておきましょう。当たり前のように感じるかと思いますが、非常に重要です。

「給与アップ」、「大手企業に転職したい」、「引っ越し先から通勤できる勤務先を探している」、「残業時間が少ないところが良い」といったように、それぞれの優先順位を自分の中でつけておくと転職活動の効率が上がります。

 

6.複数のエージェントから同じ企業に応募しない

複数の転職エージェントに登録していても、同じ採用企業に応募しないようにしましょう。転職サイト経由の場合でも同様です。同タイミングで応募した場合、採用企業としてもどちらの転職エージェントと対応して良いか困惑してしまいます。

その場合、必ず採用企業側から両方の転職エージェントに連絡がいきますので、結果的に採用企業と転職エージェントの双方に、情報管理ができない転職者という見られ方をされ、応募が出来なくなったり、転職エージェントからサービスが受けられなくなることもありますので、注意しましょう。

また、採用企業の中には過去1年以内に応募した転職者は選考対象外にする会社もあるため、仮に過去に応募したことのある場合は、転職エージェントに確認しておくとよいでしょう。

 

7.まとめ

書類選考、1次面接、最終選考の通過率は30%程度を想定しておきましょう。

・書類選考の通過率 30%

・1次面接の通過率 30~50%

・最終面接の通過率 30~50%

それぞれの選考段階でこちらの割合を下回っている場合は、一度振り返りを行い、対策を立てるために、転職エージェントの活用をご紹介しました。

転職のプロであるエージェントから第三者の意見としてアドバイスをもらいながら、面接の仕方、書類の書き方をブラッシュアップしていけば、希望する業界、企業への転職が成功することでしょう。

 

おすすめの転職エージェント

dodaエージェントサービス|キャリアコンサルタントが良い、サポートが丁寧

パソナキャリア初めての転職、女性の転職に強い

リクルートエージェント|業界No1.求人数断トツで選考ノウハウを教えてくれる

 

こちらの記事が皆さまの選考通過の糸口につながり、転職の成功へお役に立てれば幸いです。